介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題49障害の理解

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・障害の理解

次のうち,ノーマライゼーション(normalization)の原理を盛り込んだ法律(いわゆる「1959 年法」)を制定した最初の国として,正しいものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題49

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは1「デンマーク」です。

「みんなが普通の暮らしをできるように」というノーマライゼーションの考え方を、初めて法律(1959年法)として制定したのはデンマークです。

たとえるなら、この考え方を世界で最初に「国の決まり」として形にした国がデンマークだった、ということです。

👉 覚え方:ノーマライゼーション1959年法=デンマークが最初。

ほかの選択肢:2イギリス・3アメリカ・5ノルウェーはノーマライゼーションの発展に直接関わったわけではない/4スウェーデンはニィリエが8つの原理として理念を具体化した国であり、最初に法制化した国はデンマーク。

なぜこれが正解か

正解は1。ノーマライゼーションの原理を初めて法律に盛り込んだのは、デンマークが1959年に制定した知的障害者福祉法(いわゆる「1959年法」)である。この法律は、知的障害者もできる限り通常の生活条件に近い環境で生活できるようにするという理念を法制度として初めて具体化したものとされる。

各選択肢の解説

  • 2 イギリスはノーマライゼーションの発祥国ではないが、後の自立生活運動や障害者福祉政策の展開に影響を与えた国の一つ。
  • 3 アメリカは自立生活運動(IL運動)の発祥国として知られるが、ノーマライゼーション1959年法の制定国ではない。
  • 4 スウェーデンのニィリエは、デンマークのバンク-ミケルセンが提唱したノーマライゼーションの理念を「8つの原理」として体系化した人物であり、最初の法制化国ではない。
  • 5 ノルウェーは北欧諸国の一つとして福祉政策が進んでいるが、ノーマライゼーション1959年法の制定国ではない。

覚え方・ひっかけ注意

「デンマーク(バンク-ミケルセン、1959年法制定)→スウェーデン(ニィリエ、8つの原理で具体化)→アメリカ(ヴォルフェンスベルガー、ソーシャルロール・バロリゼーション)」という理念発展の流れと国の対応を、第38回 問1の内容とあわせてセットで覚える。

理論的背景

デンマークの1959年法は、当時、知的障害者が大規模施設に隔離収容されていた状況を批判し、バンク-ミケルセンが「障害があっても、可能な限り通常に近い生活条件を保障すべき」という理念を法律の条文に盛り込んだことで、ノーマライゼーションという概念が世界で初めて法制度として結実した画期的な立法とされる。この理念はその後、スウェーデンのニィリエによって「1日のノーマルなリズム」「1週間のノーマルなリズム」等の8つの原理として具体化され、さらにアメリカのヴォルフェンスベルガーによって「ソーシャルロール・バロリゼーション」として発展的に継承された。

試験での位置づけ

ノーマライゼーションの理念史(デンマークの法制化→スウェーデンでの原理の体系化→アメリカでの発展)は、障害の理解領域・人間の尊厳と自立領域を横断する最頻出テーマ。国名・人物名・年代・提唱内容の4点セットを正確に対応させて覚えることが、本問及び第38回 問1のような出題への対策として不可欠。

選択肢の発展補足

デンマークの1959年法は、知的障害者の脱施設化(大規模施設から地域での生活への移行)の先駆けとなり、後の世界各国の障害者福祉政策、さらには日本の障害者福祉施策(施設入所主体から地域移行への政策転換)にも理念的な影響を与えている。

上位資格・発展

社会福祉士試験では、ノーマライゼーションの理念史に加え、国際障害者年(1981年、第38回 問94)やアメリカの自立生活運動(IL運動)との関連性、国連障害者権利条約への発展的な流れまで、より広い文脈での理解が問われる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題49。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題49です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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