介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題58障害の理解

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・障害の理解

家族の介護力をアセスメントするときの視点に関する記述として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題58

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「家族を構成する個人と家族全体の生活を見る」です。

家族の介護力をアセスメントするときは、家族の中の一人ひとり(個人)の状況と、家族全体としての暮らしの両方をバランスよく見ることが大切です。

たとえるなら、家族という集団を「一枚岩」として見るのではなく、その中の一人ひとりの事情も、家族全体の状況も、両方の視点で捉えるということです。

👉 覚え方:個人の視点+家族全体の視点の両方を見る。

ほかの選択肢:1障害者個人のニーズのみを重視すると家族全体の状況を見落とす/2家族のニーズのみを重視すると本人の視点が薄れる/3家族構成員の主観の「共通部分」だけに注目すると個々の食い違いや多様な思いを見落とす/5支援者の視点・価値観を基準にすることは、当事者・家族主体のアセスメントの原則に反する。

なぜこれが正解か

正解は4。家族の介護力をアセスメントする際は、障害者本人・家族の個々の構成員それぞれの状況と、家族全体としての生活・関係性の両面を統合的に捉える視点が重要である。

各選択肢の解説

  • 1 障害者個人のニーズのみを重視すると、介護を担う家族の負担や生活状況が見落とされ、家族全体の持続可能な支援体制の検討が不十分になる。
  • 2 家族のニーズのみを重視すると、本人の意思や生活の質が軽視されるおそれがあり、本人主体の原則に反する。
  • 3 家族構成員の主観の「共通部分」のみに注目すると、家族内の意見の相違や個々の思いの多様性を見落とし、一面的なアセスメントになりかねない。
  • 5 支援者自身の視点や価値観を基準にすることは、家族の実情や当事者の意向を無視した押し付け的な支援につながりかねず、アセスメントの客観性・当事者主体の原則に反する。

覚え方・ひっかけ注意

家族アセスメントの視点を問う設問では、「どちらか一方(本人のみ/家族のみ)に偏る」「一面的(共通部分のみ、支援者視点のみ)に偏る」選択肢は誤答になりやすい。「個人と全体の両方をバランスよく見る」という多面的な視点が正解になるパターンを押さえる。

理論的背景

家族アセスメントの理論的枠組みとしては、家族を単なる個人の集合体としてではなく、相互に影響し合う一つのシステムとして捉える「家族システム理論」がしばしば参照される。この視点では、家族の中の一人(本人)の障害・介護ニーズが、他の家族員の生活・役割・心理状態にも影響を及ぼし合う相互作用の中で理解される。介護力のアセスメントにおいては、介護を担う家族員の身体的・精神的負担、経済状況、就労状況、他の家族員(きょうだい、子ども等)への影響も含めて、家族全体の生活を俯瞰する視点が求められる。

試験での位置づけ

家族アセスメントの視点は障害の理解領域・介護過程領域を横断する重要テーマ。ICF(国際生活機能分類)における「環境因子」としての家族の位置づけ(第37回 問49)ともあわせて、本人と家族を切り離さず、かつ一方に偏らない多面的なアセスメントの姿勢を理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

近年注目される「ヤングケアラー」(家族の介護・世話を担う子ども・若者)の問題も、家族全体の視点でアセスメントすることの重要性を象徴する事例といえる。本人(要介護者)のニーズだけでなく、介護を担う家族員(特に子ども世代)の生活・教育・将来への影響までを視野に入れた支援が求められている。

上位資格・発展

社会福祉士試験・精神保健福祉士試験では、家族システム理論に基づくジェノグラム(家系図、第37回 問121とも関連)やエコマップ(家族と社会資源との関係図)を用いた家族アセスメントの技法がより体系的に扱われる。介護福祉士としても、こうした視点を意識した情報収集・多職種連携が実践的に重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題58。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題58です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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