介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題61医療的ケア

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・医療的ケア

次のうち,痰の吸引の準備に関する記述として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題61

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは1「吸引器は陰圧になることを確認する」です。

たんを吸引する機械は、掃除機のように「吸い込む力」がちゃんと働くかを、使う前に必ずチェックします(陰圧=吸い込む力がある状態)。

たとえるなら、掃除機を使う前に電源が入るか・吸引力があるかを確認するのと同じで、道具が正しく動くかの事前チェックはケアの基本です。

👉 覚え方:使う前に「道具がちゃんと働くか」を確認するのが第一歩。

ほかの選択肢:2 びんは滅菌までは不要(清潔でOK)/3 チューブの太さは痰の量では決めない/4 洗浄水は消毒薬ではなく普通の水/5 綿は消毒力の強い液に浸すものではない。

なぜこれが正解か

正解は1。喀痰吸引の準備では、吸引器の電源を入れ、吸引圧(陰圧)が正しく発生するかを事前に確認することが安全なケアの前提になる。

各選択肢の解説

  • 2 吸引びんは滅菌までは不要で、洗浄・清潔保持で対応する物品である。
  • 3 吸引チューブのサイズは「痰の量」ではなく、利用者ごとの状態や医師の指示・計画に基づいて選定される。
  • 4 洗浄水は消毒薬ではなく、水道水や滅菌精製水などを用いるのが基本。
  • 5 清浄綿は消毒力の強い次亜塩素酸ナトリウムに浸しておくものではない。

覚え方・ひっかけ注意

「物品の準備=何でも滅菌・消毒すればよい」という思い込みがひっかけの元。物品ごとに求められる清潔度(滅菌/消毒/洗浄)が異なる点を整理して覚える。

準備で守る原則

喀痰吸引は、介護福祉士が医師の文書による指示を受け、医師・看護職員との連携の下で作成された計画書に沿って行う(社会福祉士及び介護福祉士法施行規則第26条の3第1項)。準備は、この計画と利用者の状態に合う物品を、清潔な状態で整えることから始まる。

1が正しい理由

吸引器は電源を入れて接続し、陰圧がかかることを事前に確かめる。実際に吸引する段階で圧がかからなければ、痰を取れないうえ、対応が遅れて利用者を苦しめる。

誤りの選択肢の論点

  • 2 吸引びんは、洗浄や消毒など清潔を保つ管理が基本で、滅菌品である必要はない。滅菌が必要なのは体内の無菌部位に触れる器具である。
  • 3 吸引チューブの太さは、痰の量で決めるのではない。吸引する部位、痰の粘り、利用者の状態を踏まえ、計画書や看護職員との取り決めに沿って選ぶ。
  • 4 洗浄水は吸引後にチューブ内を洗い流すための水で、消毒薬を混ぜておくものではない。
  • 5 清浄綿は、チューブ外側の汚れを拭き取るために使う。強い消毒薬の次亜塩素酸ナトリウムに浸しておくものではなく、粘膜や皮膚への刺激も強い。

滅菌・消毒・洗浄の使い分け

滅菌は微生物をすべて除く処理、消毒は病原性のある微生物を減らす処理、洗浄は汚れを除く処理である。物品ごとに求められる水準が違うので、「何でも滅菌」「何でも消毒」という思い込みが誤答のもとになる。

同種の出題

経管栄養の準備(栄養剤の確認、物品の清潔、利用者の体位)も、同じく「物品ごとに適した清潔度」と「計画・指示との照合」で判断する。吸引の準備物品と手順は、手順書として一度流れで通して覚えておくと、事例問題でも応用が利く。

※手技の数値や操作の細部は、研修で使う厚生労働省関係の研修テキストと事業所の手順書で確認すること。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題61。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題61です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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