問題
施設利用者の個人情報の保護に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題66
※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。
※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。
※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。
※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。
答えは3「個人情報保護に関する研修会を定期的に開催し,意識の向上を図る」です。
利用者の個人情報を守るためには、職員一人ひとりが正しい知識を持ち、意識を高く保つことが必要です。そのために、定期的に研修を開くことがとても大切です。
たとえるなら、ルールを一度決めて終わりにするのではなく、繰り返し研修を行うことで、職員みんなの意識を保ち続けるイメージです。
👉 覚え方:個人情報保護=定期的な研修による意識向上が基本。
ほかの選択肢:1パスワードの共有は情報漏えいのリスクを高めるため不適切/2書類をそのまま新聞紙と捨てるのは個人情報の漏えいにつながり不適切(シュレッダー処理等が必要)/4守秘義務の提示は退職時ではなく採用時に行うべき/5利用者の音声情報も、本人の同意を得ずに使用してはならない。
なぜこれが正解か
正解は3。施設利用者の個人情報を適切に保護するためには、規程を定めるだけでなく、職員一人ひとりが正しい知識と意識を持ち続けられるよう、個人情報保護に関する研修会を定期的に開催し、継続的な意識向上を図ることが重要である。
各選択肢の解説
- 1 パスワードを職員間で共有すると、誰がどの情報にアクセスしたかの管理ができなくなり、情報漏えいのリスクが著しく高まるため不適切。
- 2 個人情報が記載された書類をそのまま新聞紙と一緒に廃棄することは、第三者に情報が渡るリスクがあり、シュレッダーによる細断や溶解処理等の適切な廃棄方法をとるべきである。
- 4 守秘義務についての説明・誓約書の提示は、採用時(業務を開始する前)に行うべきものであり、退職時に行うのでは意味をなさない。
- 5 利用者の音声情報(会話の録音等)も個人情報に該当し、利用目的を明示した上で本人(または家族等)の同意を得て使用する必要がある。
覚え方・ひっかけ注意
個人情報保護の実践では「アクセス管理の徹底(パスワード個別管理)」「適切な廃棄(シュレッダー等)」「採用時の教育・誓約」「利用目的の明示と同意取得」「継続的な研修」の5点セットで整理しておくと、様々な出題パターンに対応できる。
理論的背景
介護施設等における個人情報保護は、個人情報保護法を根拠法として、厚生労働省が示す「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」等に基づき運用される。介護記録、ケアプラン、診療情報等は要配慮個人情報を含む極めて機微な情報であり、その取扱いには特に厳格な管理(アクセス権限の設定、記録の保管・廃棄方法の規程化、第三者提供時の同意取得)が求められる。個人情報保護の実効性を高めるためには、規程の整備(形式的な対応)だけでなく、職員の継続的な研修を通じた意識づけ(実質的な対応)が不可欠とされ、これはPDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)に基づく組織的なリスクマネジメントの一環として位置づけられる。
試験での位置づけ
個人情報保護に関する具体的な実践方法は、介護の基本領域・社会の理解領域を横断する頻出テーマ。第38回 問10(リスクマネジメント:委員会の設置・定期開催)と同様の「継続的・組織的な取り組み」という視点が、個人情報保護の分野にも一貫して求められる点を理解しておくと応用が利く。
選択肢の発展補足
個人情報の第三者提供(家族への情報提供、他機関への紹介状の作成等)には、原則として本人の同意が必要だが、生命・身体の保護のために緊急の必要がある場合等、一定の例外規定も存在する。SNSへの写真投稿等、意図せず個人情報を漏えいさせてしまうケースへの注意喚起も、近年の研修では重要なテーマとなっている。
上位資格・発展
個人情報保護士等の専門資格では、匿名加工情報の取扱いや、情報漏えい発生時の対応手順(本人への通知、個人情報保護委員会への報告義務)等、より高度な制度知識が扱われる。介護福祉士としては、日々の記録・情報共有の中で、常に個人情報保護の視点を意識する習慣が求められる。
- 個人情報の保護に関する法律e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題66です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。
解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。
執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

