介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題31発達と老化の理解

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・発達と老化の理解

スキャモン(Scammon, R.E.)の発達曲線に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題31

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは3「生殖器系の組織は,12歳ごろから急速に発達する」です。

体の成長のペースは器官によって違います。スキャモンという学者は、これをグラフに整理しました。生殖器(卵巣・精巣など)は、思春期にあたる12歳ごろから急激に発達するのが特徴です。

たとえるなら、体の器官ごとに「成長スイッチが入る年齢」が違うと考えてください。生殖器は思春期にオンになるタイプです。

👉 覚え方:生殖器系=12歳ごろ(思春期)から急伸。

ほかの選択肢:1神経系はもっと早く(乳幼児期から)急速に発達する/2筋骨格系は乳児期と思春期の2回に分けて急伸する(4歳ごろに限定されない)/4循環器系は20歳ごろではなく乳児期・思春期に急伸する一般型に分類される/5リンパ系は20歳ごろではなく12歳前後でピークを迎えその後減少する。

なぜこれが正解か

正解は3。スキャモンの発達曲線では、器官の発達パターンを神経系型・リンパ系型・一般型・生殖器系型の4つに分類しており、生殖器系は思春期(おおむね12歳前後)から急激に発達するとされる。

各選択肢の解説

  • 1 神経系型は出生直後から乳幼児期にかけて最も急速に発達し、6歳頃までに成人の約90%に達するとされる。「4歳ごろから」という限定は発達開始時期として遅すぎる。
  • 2 筋骨格系(呼吸器・循環器等とともに一般型に分類)は乳児期と思春期の2回、S字カーブを描いて急伸する特徴を持ち、「4歳ごろから」という単一の急伸期に限定する説明は不正確。
  • 4 循環器系も一般型に分類され、思春期に急伸するが「20歳ごろから」ではない。
  • 5 リンパ系は12歳前後で成人の約200%にまで急増した後、成人期にかけて減少するという特有のパターンを示し、「20歳ごろから急速に発達する」という説明は誤り。

覚え方・ひっかけ注意

スキャモンの4分類(神経系型=乳幼児期に急伸、リンパ系型=12歳前後にピークその後減少、一般型=乳児期と思春期の2峰性、生殖器系型=思春期から急伸)をグラフのイメージとともに覚えておくと、年齢の数字を入れ替えるひっかけに対応できる。

理論的背景

スキャモンの発達曲線(1930年発表)は、20歳時点の発育量を100%として、各器官系の発育の進み方を年齢ごとにグラフ化したもの。神経系型(脳・脊髄・視覚器等)は出生後から乳幼児期に急伸し、6歳頃までに成人の約90%、12歳頃にはほぼ100%に達する。リンパ系型(胸腺・扁桃等)は思春期前に成人の約200%まで増大し、その後低下して成人量に落ち着く。一般型(身長・体重・筋肉・骨格・呼吸器・循環器・消化器等)は乳児期と思春期に急伸するS字(二段階)カーブを描く。生殖器系型(睾丸・卵巣・子宮等)は思春期に入るまではほとんど発育せず、12歳前後から急激に発達する。

試験での位置づけ

スキャモンの発達曲線は発達と老化の理解領域の頻出テーマ。4つの分類それぞれの発達パターン(いつ急伸するか、ピークの高さ)をグラフのイメージで覚えておくことが、数字の入れ替えを狙うひっかけ問題への対策になる。

選択肢の発展補足

神経系の早期発達(6歳までに90%)という知見は、乳幼児期の感覚・運動経験や愛着形成の重要性を示す根拠としても保育・教育分野で参照される。リンパ系の思春期前のピークは、免疫機能の発達段階を理解する上での基礎知識としても関連する。

上位資格・発展

小児科学・発達心理学の分野では、スキャモンの発達曲線を踏まえた各年齢段階での発達評価(身体発育曲線、発達検査)がより臨床的に活用される。介護福祉士としては、こうした発達の基礎知識を、障害児支援や家族支援の理解の土台として押さえておくことが有用。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題31。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題31です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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