介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題29こころとからだのしくみ

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・こころとからだのしくみ

概日リズム睡眠障害(circadian rhythm sleep disorder)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題29

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは5「夕方に強い眠気を感じて就寝し,深夜に覚醒してしまう」です。

概日リズム睡眠障害は、体内時計のリズムが本来の生活時間とずれてしまう睡眠の問題です。夕方早くに眠くなって寝てしまい、真夜中に目が覚めてしまうのは、体内時計が前にずれている典型的なパターンです。

たとえるなら、体の中の「目覚まし時計」が本来より早い時間にセットされてしまっているイメージです。

👉 覚え方:概日リズム睡眠障害=体内時計のズレによる睡眠のタイミングの問題。

ほかの選択肢:1早朝に目が覚める(うつ病等でみられる早朝覚醒)/2下肢がピクピク動く(周期性四肢運動障害)/3睡眠中に呼吸が止まる(睡眠時無呼吸症候群)/4睡眠中に大声を出したり動いたりする(レム睡眠行動障害)は、いずれも概日リズム睡眠障害とは異なる別の睡眠障害の特徴。

なぜこれが正解か

正解は5。概日リズム睡眠障害は、体内時計(サーカディアンリズム)と実際の生活時間帯とのずれにより、望ましい時間帯に眠れず、望ましくない時間帯に強い眠気や覚醒が生じる障害。高齢者に多くみられる「睡眠相前進症候群」では、夕方から強い眠気を感じて早い時間に就寝し、深夜から早朝に覚醒してしまうという本問のパターンが典型的である。

各選択肢の解説

  • 1 早朝に目が覚めてしまう「早朝覚醒」は、うつ病に伴う不眠の典型的な症状として知られ、概日リズム睡眠障害そのものの定義とは異なる。
  • 2 睡眠中に下肢がピクピクと動くのは周期性四肢運動障害(第37回 問28で扱われるテーマ)の特徴である。
  • 3 睡眠中に呼吸が止まるのは睡眠時無呼吸症候群の特徴である。
  • 4 睡眠中に突然大声を出したり身体を動かしたりするのはレム睡眠行動障害の特徴である。

覚え方・ひっかけ注意

睡眠障害の種類(概日リズム睡眠障害、周期性四肢運動障害、睡眠時無呼吸症候群、レム睡眠行動障害、不眠症の各タイプ)はそれぞれ特徴的なキーワードで区別する。「体内時計のズレ=概日リズム」「下肢のピクピク=周期性四肢運動障害」「いびき・無呼吸=睡眠時無呼吸症候群」「夢の内容通りに動く=レム睡眠行動障害」という対応を覚える。

理論的背景

概日リズム(サーカディアンリズム)は、視交叉上核(脳の視床下部にある体内時計の中枢)によって約24時間周期で調節される生体リズムで、光刺激(特に朝の光)によってリセットされる。加齢に伴い、この体内時計の位相が前進しやすくなる(早寝早起きの傾向が強まる)ことが知られており、これが病的に強く現れたものが「睡眠相前進症候群」で、高齢者に比較的多くみられる概日リズム睡眠障害の一型である。

試験での位置づけ

睡眠障害の分類(概日リズム睡眠障害、レストレスレッグス症候群・周期性四肢運動障害、レム睡眠行動障害、睡眠時無呼吸症候群、不眠症)は、こころとからだのしくみ領域で頻出。それぞれの障害の症状的特徴と、高齢者に多い理由(加齢による体内時計の変化、身体疾患の合併等)をセットで理解すると、事例問題(第37回 問28等)にも対応しやすい。

選択肢の発展補足

睡眠相前進症候群への対応としては、夕方以降の強い光刺激を避ける、日中に適度な光を浴びる(高照度光療法)、活動量を増やすといった生活リズムの調整が有効とされる。認知症のある高齢者にみられる「夕暮れ症候群(夕方に不穏になる症状)」とは異なる概念である点にも注意が必要。

上位資格・発展

睡眠医学の分野では、概日リズム睡眠障害の診断基準(睡眠日誌やアクチグラフによる評価)や、メラトニン受容体作動薬による薬物治療がより専門的に扱われる。介護福祉士としては、生活リズムを整える非薬物的な支援(日中の活動促進、規則正しい食事・入浴時間の設定)の視点が実践的に重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題29。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題29です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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