介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題5人間関係とコミュニケーション

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・人間関係とコミュニケーション

V介護老人福祉施設では,感染症が流行したために,緊急的な介護体制で事業を継続することになった。さらに労務管理を担当する職員からは,介護福祉職の精神的健康を守ることを目的とした組織的なマネジメントに取り組む必要性について提案があった。 次の記述のうち,このマネジメントに該当するものとして,最も適切なものを1つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題5

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「介護福祉職の燃え尽き症候群(バーンアウト)を防止する」です。

感染症流行のような緊急事態が続くと、介護職員自身の心が疲れ切ってしまう「燃え尽き症候群」が起きやすくなります。組織として職員の心の健康を守る取り組みが、この問題文でいう「マネジメント」にあたります。

たとえるなら、消防士が火事現場に出続けると疲れ切ってしまうように、介護職員も緊急対応が続くと心がすり減ってしまうので、組織全体でケアする必要があるということです。

👉 覚え方:「職員の心を守る仕組み」=バーンアウト防止。

ほかの選択肢:1 感染対策は別の取り組み/2 多職種連携は職員の心のケアと直接は別/3 利用者のストレス管理は対象が違う/5 面会方法の見直しは家族対応の話。

なぜこれが正解か

正解は4。感染症流行下の緊急的な介護体制のように、職員の負担が高まる状況では、介護福祉職自身の精神的健康を守るための組織的な取り組みが必要となる。燃え尽き症候群(バーンアウト)の防止は、まさにこの「介護福祉職の精神的健康を守る組織的マネジメント」に該当する。

各選択肢の解説

  • 1 感染防止対策は利用者・職員双方を感染症から守る取り組みだが、精神的健康を目的としたマネジメントとは異なる。
  • 2 多職種チームでの連携強化は業務の質向上に資するが、それ自体が精神的健康を目的とした施策ではない。
  • 3 利用者のストレスコントロールは対象が利用者であり、職員の精神的健康とは異なる。
  • 5 利用者家族の面会方法の見直しは、感染対策や家族支援の文脈であり、職員のメンタルヘルスとは直接関係しない。

覚え方・ひっかけ注意

設問文の「介護福祉職の精神的健康を守ることを目的とした」という条件文を見落とさないことが重要。対象(利用者か職員か)と目的(何を守るか)を正確に一致させる選択肢を選ぶ。

設問の条件を読み取る

「介護福祉職の精神的健康を守ることを目的とした組織的なマネジメント」という条件がある。守られる対象が職員で、守る手段が組織の取り組みである。感染防止、多職種連携、利用者や家族への支援は、いずれも大切だが、対象や目的が異なる。

4が正しい理由

バーンアウト(燃え尽き症候群)は、対人援助職に起こりやすい。マスラックは、情緒的消耗感、脱人格化(相手への配慮が薄れること)、個人的達成感の低下の3つで説明した。感染症流行下の緊急体制では、業務量や緊張が増えるため、組織としての予防が欠かせない。

組織としての取り組み

厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」は、メンタルヘルスケアを4つに整理している。

  • セルフケア(労働者自身による)
  • ラインによるケア(管理監督者による)
  • 事業場内産業保健スタッフ等によるケア
  • 事業場外資源によるケア

ストレスチェック制度や相談窓口の整備、残業の調整、休憩の確保、チーム内の声かけなどが具体例となる。

誤りの選択肢の論点

  • 1 感染防止対策は、利用者と職員を感染から守るための取り組みである。精神的健康が目的ではない。
  • 2 多職種連携の強化は、ケアの質を高めるための取り組みである。
  • 3 利用者のストレスの管理は、対象が利用者である。
  • 5 家族の面会方法の見直しは、感染対策と家族支援に関する取り組みである。

予防の段階

メンタルヘルスの対策は、不調を未然に防ぐ一次予防、早期に見つけて対応する二次予防、休職後の復職を支える三次予防に分けられる。本問のバーンアウト防止は、主に一次予防にあたる。

試験での位置づけ

介護職員のメンタルヘルスは、離職防止や人材確保の観点からも重視されるテーマである。「誰を守るのか」を設問の条件から読み取る習慣が、得点につながる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題5。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題5です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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