介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題7社会の理解

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・社会の理解

次のうち,セルフヘルプグループ(self-help group)の活動に該当するものとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題7

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは1「断酒会」です。

セルフヘルプグループとは、同じ悩みや問題を抱える人たち同士が集まって支え合うグループのことです。断酒会はアルコール依存の問題を抱える当事者同士が、お互いの経験を語り合いながら回復を目指す代表的なセルフヘルプグループです。

たとえるなら、同じ悩みを持つ人同士が集まる「仲間の輪」で、専門家ではなく経験者同士が助け合うイメージです。

👉 覚え方:セルフヘルプ=「当事者同士」の支え合い。

ほかの選択肢:2 施設の社会貢献活動は施設側からの取り組み/3 子ども食堂は地域の支援活動/4 傾聴ボランティアは支援する側の活動/5 町内会は地域の住民組織で当事者同士の会とは限らない。

なぜこれが正解か

正解は1。セルフヘルプグループ(自助グループ)とは、同じ問題や悩みを抱える当事者同士が自主的に集まり、体験を分かち合いながら支え合う活動を指す。アルコール依存症の当事者が支え合う断酒会は、この代表例である。

各選択肢の解説

  • 2 施設の社会貢献活動は、専門職・組織側が地域に対して行う取り組みであり、当事者同士の支え合いとは性質が異なる。
  • 3 子ども食堂の運営は地域住民やボランティアによる支援活動であり、必ずしも当事者同士の会ではない。
  • 4 傾聴ボランティアは、支援する側(ボランティア)が利用者の話を聞く活動であり、当事者同士のグループとは異なる。
  • 5 地域の町内会は地域住民全体の組織であり、特定の悩みを共有する当事者グループとは性格が異なる。

覚え方・ひっかけ注意

セルフヘルプグループの核心は「当事者性(同じ立場の人同士)」。支援する側・される側が分かれる活動(ボランティア、施設の取り組み)と混同しないよう注意する。

理論的背景

セルフヘルプグループは、専門職による援助(フォーマルサポート)とは異なる「ピアサポート」の一形態として位置づけられる。断酒会のほか、依存症関連ではAA(アルコホーリクス・アノニマス)、認知症の家族会、障害者の当事者団体(ピアカウンセリング団体)などが代表例で、体験の共有による心理的支援、情報交換、社会的孤立の防止といった機能を持つ。

試験での位置づけ

セルフヘルプグループ・ピアサポートは社会の理解領域で繰り返し出題される。フォーマル(公的機関・専門職)、インフォーマル(家族・近隣)、セルフヘルプ(当事者)という社会資源の3分類を意識して整理すると、関連問題への対応力が上がる。

選択肢の発展補足

近年は依存症対策基本法や自殺対策基本法等の政策文書でも、当事者・家族によるセルフヘルプグループへの支援が重要施策として位置づけられている。認知症カフェも、当事者・家族と地域住民が交流する場として、セルフヘルプ的な機能を併せ持つ近年の取り組みとして関連づけて理解できる。

根拠と深掘り

セルフヘルプグループの特徴は、①当事者が自ら運営する、②同じ体験をもつ者同士が「体験的知識」を分かち合う、③専門職は主役ではなく側面から支える、の3点に整理できる。援助する人が援助することで自分も回復するという「ヘルパー・セラピー原則」も、この分野で使われる考え方である。

誤りの選択肢は、いずれも当事者性を欠く。2は施設という組織が地域へ行う活動、3は地域の住民やボランティアによる支援、4は支援する側と聞いてもらう側が分かれる活動で、5の町内会は地域の全員が対象で特定の困りごとを共有する集団ではない。

専門職の関わりは、グループを紹介する、会場や情報を提供する、運営には口を出さず見守る、という形が基本で、専門職が運営を主導するとセルフヘルプの性格が薄れる。介護の場面では、認知症の家族会や介護者の集いを家族に紹介することが、介護者の孤立を防ぐ具体的な支援になる。

上位資格・発展

社会福祉士試験では、ピアサポートの理論的背景(当事者主権、エンパワメントの考え方)がより体系的に問われる。介護福祉士としては、地域の社会資源の一つとしてセルフヘルプグループを紹介できる知識を持つことが実務上も有用。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題7。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題7です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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