介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題79コミュニケーション技術

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・コミュニケーション技術

事例検討の目的に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題79

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「チームで事例の課題を共有し,解決策を見いだす」です。

事例検討とは、あるケース(事例)について、チームのメンバーみんなで課題を出し合い、「どうしたらもっと良い支援ができるか」を一緒に考える取り組みです。

たとえるなら、みんなで知恵を出し合って、困りごとの解決策を見つけていく話し合いの場です。

👉 覚え方:事例検討の目的=チームで課題共有+解決策を見いだすこと。

ほかの選択肢:1家族への説明・同意取得はケアプランの説明の場面の話で事例検討そのものの目的ではない/2上司への報告・了解を得ることは事例検討の本来の目的ではない/3チームの交流を深めることは事例検討の副次的な効果であり主目的ではない/5悩みの共有のみでは課題解決に向けた具体的な検討にならない。

なぜこれが正解か

正解は4。事例検討は、利用者一人ひとりの具体的な事例を取り上げ、チームのメンバーが多角的な視点から課題を共有し、より良い支援のための解決策を協働で見いだすことを目的とした取り組みである。

各選択肢の解説

  • 1 家族に介護計画を説明し同意を得るという行為は、ケアプランの説明・同意取得という別の場面のプロセスであり、事例検討そのものの目的ではない。
  • 2 上司に対応結果を報告し了解を得るという行為は、業務上の報告・承認のプロセスであり、事例検討の本来の目的とは異なる。
  • 3 チームの交流を深めることは、事例検討を継続的に行う中で得られる副次的な効果ではあるが、事例検討そのものの主目的ではない。
  • 5 各職種の日頃の悩みを共有するだけでは、具体的な課題の解決策を見いだすという事例検討の本質的な機能を果たせていない。

覚え方・ひっかけ注意

事例検討の目的を問う設問では、「報告・承認」「説明・同意」「交流」「悩みの共有」といった副次的・関連的な要素と、「課題の共有と解決策の探求」という本質的な目的を明確に区別することが重要。

理論的背景

事例検討(ケースカンファレンス)は、支援困難な事例や、支援方針の再検討が必要な事例について、多職種・多角的な視点から情報を整理・共有し、アセスメントの妥当性を検証しながら、より効果的な支援策を協働で導き出すプロセスである。事例検討には、①事例の提示(経過・現状の共有)、②課題の明確化(何が問題か、なぜうまくいっていないか)、③多角的な意見交換(各専門職の視点からの分析)、④解決策の検討(具体的な支援方針の見直し)、⑤合意形成、という一連のステップが含まれる。単なる情報共有や愚痴の場ではなく、専門職としての省察(リフレクション)を通じて支援の質を高める、体系的な学習・改善のプロセスとして位置づけられる。

試験での位置づけ

事例検討の目的と、類似する用語(カンファレンス、スーパービジョン等)との違いは、介護の基本領域・介護過程領域を横断する頻出テーマ。第38回 問9(在宅復帰カンファレンス)ともあわせて、多職種が協働する場(チームアプローチ、第37回 問71)の具体的な実践方法として、事例検討の意義を理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

事例検討を効果的に行うためには、参加者が安心して意見を述べられる心理的安全性の確保、事実(客観的情報)と解釈(主観的な見立て)を区別した記録の共有、特定の職種の意見に偏らないファシリテーションが重要とされる。

上位資格・発展

ソーシャルワーク・スーパービジョンの分野では、事例検討会の運営技法(ファシリテーション、記録の様式)や、事例検討を通じた組織全体の支援の質向上(組織学習)の考え方がより体系的に扱われる。介護福祉士としては、事例検討の場に積極的に参加し、日々の観察情報を的確に提供することが、チーム全体の支援の質向上に貢献する。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題79。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題79です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。