介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題80生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・生活支援技術

介護老人福祉施設における,レクリエーション活動に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題80

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは3「プログラムに買い物や調理も取り入れる」です。

レクリエーションというとゲームや体操をイメージしがちですが、買い物や料理といった「普段の生活そのもの」も、楽しみながら心と体を使う立派な活動になります。

たとえるなら、特別なイベントだけでなく、日常の暮らしの延長も活動として大切にするイメージです。

👉 覚え方:レクリエーション=買い物・調理等の生活行為も取り入れる。

ほかの選択肢:1利用者全員参加を重視すると、参加したくない人の意思を尊重できなくなる/2毎回異なるプログラムにこだわる必要はなく、なじみのある活動の継続も大切/4過去の趣味を取り入れることはむしろ積極的に活用すべき/5地域ボランティアの参加は遠慮してもらうのではなく、地域とのつながりとして歓迎すべき。

なぜこれが正解か

正解は3。レクリエーション活動は、ゲームや体操等の特別な活動に限定されるものではなく、買い物や調理といった日常生活に根差した活動を取り入れることで、より生活実感に近い楽しみや役割意識を提供できる。

各選択肢の解説

  • 1 利用者全員の参加を一律に重視することは、参加したくない・体調が優れない利用者の意思を尊重しない対応につながりかねず、個別性を踏まえた介護の理念(第36回 問67)に反する。
  • 2 毎回異なるプログラムを企画することにこだわる必要はなく、利用者にとってなじみのある活動を継続することも、安心感や達成感を得る上で重要である。
  • 4 利用者が過去に親しんできた趣味をプログラムに取り入れることは、その人らしさを尊重し、意欲を引き出す上でむしろ積極的に活用すべき要素である。
  • 5 地域のボランティアの参加を遠慮してもらうことは、施設と地域社会とのつながりを閉ざすことになり、社会参加や交流の機会を狭めてしまう。

覚え方・ひっかけ注意

レクリエーションに関する設問では、「画一的(全員参加、毎回違うプログラム)」「排他的(過去の趣味を避ける、ボランティアを遠慮)」な方向の選択肢は誤答になりやすい。「個別性の尊重」と「生活に根差した活動・地域とのつながり」を重視する選択肢が正解の軸となる。

理論的背景

介護現場におけるレクリエーションは、単なる余暇の消化や退屈しのぎではなく、身体機能の維持・向上、認知機能の活性化、他者との交流を通じた社会性の維持、生きがい・役割の獲得といった多面的な意義を持つ。近年は、従来型のゲーム・体操中心のレクリエーションに加え、買い物・調理・園芸・清掃等、生活そのものに根差した「生活リハビリテーション」的な活動が重視されるようになってきている。これは、単に機能訓練としてではなく、利用者が持つ生活経験・役割意識を活かし、「その人らしい活動」として位置づけることで、より深い満足感・自己効力感につながるという考え方に基づく。

試験での位置づけ

レクリエーション活動の企画・実施における配慮点は、生活支援技術領域の頻出テーマ。個別性の尊重(第36回 問67)、その人らしさを活かす視点(生活歴の活用)、地域との連携(インフォーマルな社会資源の活用)といった、介護の基本領域とも共通する理念が、レクリエーション活動の文脈でも一貫して問われる。

選択肢の発展補足

買い物や調理を取り入れたレクリエーションは、認知症の人にとっても、長年培ってきた手続き記憶(体で覚えた動作)を活かせる活動として有効であり、第37回 問66(料理が好きなAさんとの夕食準備)のような認知症ケアの実践とも共通する視点を持つ。

上位資格・発展

レクリエーション介護士等の専門資格では、対象者の身体・認知機能に応じたプログラムの段階的な設計や、レクリエーションの効果測定(QOL評価等)がより体系的に扱われる。介護福祉士としては、日々のケアの中で「特別な活動」と「日常生活行為」の境界を柔軟に捉え、生活全体を豊かにする視点を持つことが重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題80。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題80です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。