介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題121総合問題

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・総合問題

Dさん(男性,障害支援区分4 )は,ベッカー型筋ジストロフィー(Becker muscular dystrophy)である。自宅で家族と生活をしている。Dさんは,食事は自立しているが,排泄,入浴に介護が必要である。歩行はできず,移動は電動車いすを使用している。絵を描くことが趣味であり,日中は創作活動に取り組んでいる。 これまでDさんは自宅で家族の介護を受けながら生活してきたが,Dさんの身体機能の低下に伴い,家族の介護負担が増えたため,居宅介護を利用することになった。 E居宅介護事業所に勤務するF介護福祉職は,Dさん宅を初回訪問するにあたりフェイスシートのジェノグラムを確認した。 以下のジェノグラムからF介護福祉職が把握した内容として,適切なものを1 つ選びなさい。

問題121の事例の家族関係図/出典: 第37回介護福祉士国家試験 問題121・社会福祉振興・試験センター

図の出典:第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)問題121(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター公表の問題PDFから切り出し・改変なし)

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題121

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「Dさんには息子がいる」です。

図では、四角が男性、丸が女性、中の数字が年齢です。二重の四角(48)が本人のDさんで、Dさんと妻(47)の下に四角(21)がつながっているので、Dさんには21歳の息子がいます。

たとえるなら、家族の写真を「誰と誰が親子か」「誰と一緒に住んでいるか」で並べた地図のようなものです。点線で囲まれた人どうしが一緒に住んでいます。

👉 覚え方:四角=男性・丸=女性・二重=本人・黒く塗る=亡くなった人・点線の囲み=同居。

ほかの選択肢:1 母(77)は兄(51)と同じ囲みで、Dさんとは別に暮らす/3 兄に配偶者の線がない/4 父は黒く塗られていて亡くなっている/5 妻は両親のただ一人の子で、きょうだいはいない。

なぜこれが正解か

正解は2。ジェノグラムでは、四角が男性、丸が女性、記号の中の数字が年齢を表し、二重の記号が本人(Dさん)を示す。二重の四角(48)のDさんと丸(47)の妻が横線で結ばれ、そこから下に四角(21)が伸びている。したがって、Dさんには21歳の息子がいる。Dさん・妻・息子は同じ点線の囲みの中にあり、3人で暮らしていることも読み取れる。

各選択肢の解説

  • 1 母(丸・77)は、兄(四角・51)と同じ点線の囲みに入っている。母は兄と同居しており、Dさんとは同居していない。
  • 3 兄(51)には、配偶者を結ぶ横線がつながっていない。図からは兄が結婚しているとは読み取れない。
  • 4 父は黒く塗りつぶした四角で描かれている。この塗りつぶしは死亡を表すので、父は亡くなっている。
  • 5 妻(47)の両親(父77・母74)から下に伸びる子は妻一人だけで、妻にきょうだいはいない。なお妻の両親は2人で同居している。

覚え方・ひっかけ注意

四角=男性、丸=女性、二重の記号=本人、塗りつぶし(または×印)=死亡、横線=夫婦、下への線=親子、点線の囲み=同居。死亡の表し方は、この図のような塗りつぶしと×印の両方の書き方がある。同居は線ではなく「囲み」で見る。

図の読み取り(記号の意味)

この図は、本人を中心に3世代の家族を描いたジェノグラムである。四角は男性、丸は女性、記号の中の数字は年齢で、二重の四角(48)が本人のDさんを示す。夫婦は横線で結び、子はその線から下へ伸ばす。きょうだいは左から年長の順に並べるのが通例で、Dさんの左の四角(51)が兄である。死亡した人は、この図のように記号を黒く塗りつぶして表す(×印で表す書き方もある)。同居している人どうしは点線で囲む。

2が正しい理由と誤りの選択肢

Dさんと妻(47)を結ぶ横線から四角(21)が伸びているので、Dさんには21歳の息子がいる(2)。3人は同じ囲みの中にあり、同居している。

  • 1 母(77)は兄(51)と同じ囲みにいる。母は兄と暮らしており、Dさんとは別世帯である。
  • 3 兄から配偶者への線は描かれていない。結婚しているとは読み取れない。
  • 4 父の四角は塗りつぶされており、亡くなっている。
  • 5 妻の両親(77と74)の子は妻だけである。妻にきょうだいはいない。両親は2人で暮らしている。

初回訪問の準備としての読み方

選択肢に答えるだけでなく、図からは支援に関わる情報が読める。Dさんの世帯は本人・妻・息子の3人で、日常の介護を担ってきたのは同居の家族と考えられる。一方で、母(77)は兄と、妻の両親(77・74)は2人で暮らしており、いずれも高齢である。今後、親世代の介護が重なると、Dさん宅の家族の介護力がさらに下がるおそれがある。ただし、誰が主に介護しているか、家族それぞれがどう考えているかは図からは分からない。図で読めること(構成・同居・生死)と、面接で確かめること(介護の担い手・関係の良し悪し・本人の意向)を分けて扱うのが、アセスメントの基本である。

関連して出題される論点

家族以外の社会資源(事業所、医療機関、友人、地域の団体)と本人との関係を線の種類で描くのがエコマップで、ジェノグラムと組み合わせて使われる。総合問題では、ジェノグラムやエコマップの読み取りが図で出題されることがあるため、記号の約束事を一度自分で描いて確かめておくとよい。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題121。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題121です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。