介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題74コミュニケーション技術

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・コミュニケーション技術

次の記述のうち,利用者とのコミュニケーションの場面で用いる要約の技法として,適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題74

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「話の内容を総合的にまとめて返し,利用者の気持ちを整理した」です。

「要約」とは、利用者が話してくれた色々な内容を、まとめて分かりやすく返してあげることです。それによって、利用者自身も自分の気持ちを整理しやすくなります。

たとえるなら、話の内容を「つまりこういうことですね」とギュッとまとめて伝え返すイメージです。

👉 覚え方:要約=話の内容をまとめて返す技法。

ほかの選択肢:1開かれた質問(オープンクエスチョン)は自由に答えられる質問をする技法/2共感しながら話を聞くのは傾聴・共感の技法/3話の途中でうなずくのは相槌の技法/5自己覚知は援助者自身が自分の感情・価値観を理解するプロセスで、利用者とのコミュニケーション場面の技法とは異なる。

なぜこれが正解か

正解は4。要約とは、利用者が語った内容(複数の話題や感情を含む場合が多い)を、援助者が整理してまとめ、簡潔に伝え返すことで、利用者自身が自分の気持ちや考えを客観的に振り返り、整理する助けとなるコミュニケーション技法である。

各選択肢の解説

  • 1 開かれた質問(オープンクエスチョン)は、「はい・いいえ」で答えられない自由度の高い質問を投げかけ、利用者が自分の言葉で語れるよう促す技法であり、要約とは異なる。
  • 2 共感しながら話を聞き気持ちを受け止める対応は、傾聴・共感の技法であり、内容をまとめて返す要約とは区別される。
  • 3 話の途中でうなずき同意を示す対応は、相槌(あいづち)という非言語的な傾聴の技法であり、要約とは異なる。
  • 5 自己覚知は、援助者自身が自らの感情・価値観・偏見を自覚し理解するプロセスであり、利用者とのコミュニケーション場面で用いる直接的な技法(開かれた質問、要約、共感等)とは性質が異なる。

覚え方・ひっかけ注意

コミュニケーション技法(開かれた質問、閉じられた質問、傾聴、共感、相槌、要約、言い換え)はそれぞれ異なる機能を持つ。「まとめて返す=要約」という対応関係を軸に、他の技法と混同しないよう整理する。

理論的背景

要約は、来談者中心療法(カウンセリング理論)における傾聴技法の一つで、話し手(利用者)が語った複数の内容を、聞き手(援助者)が整理して端的に伝え返すことにより、①話し手が自分自身の話の全体像を客観視できる、②話し手に「きちんと理解してもらえている」という安心感を与える、③会話の焦点を整理し、次の展開(具体的な課題への焦点化等)につなげる、という複数の効果を持つ。第38回 問30の事例(Bさんが次々に話す複数の話題を、A介護福祉職が「子どもの頃の思い出や体調のことをお話しくださっているのですね」とまとめて返す場面)は、要約の典型例として理解できる。

試験での位置づけ

コミュニケーション技法(要約、言い換え、開かれた質問、閉じられた質問、傾聴、共感、相槌)の区別は、コミュニケーション技術領域の最頻出テーマ。第38回 問30と本問がほぼ同一の技法(要約)を問う出題として連動しており、事例文の中から「複数の話題をまとめて返している」という特徴を見抜く読解力が重要。

選択肢の発展補足

要約は、認知症の人とのコミュニケーション(次々と話題が変わりやすい特性への対応)、傾聴が長時間に及ぶ相談場面、多職種カンファレンスでの情報整理等、様々な場面で活用される汎用性の高い技法である。

上位資格・発展

社会福祉援助技術・カウンセリング理論の分野では、要約の技法をさらに発展させた「明確化」(利用者自身が言葉にしきれていない感情を言語化して返す技法)等、より高度な面接技法が扱われる。介護福祉士としては、日常のケア場面で意識的に要約を用いることで、利用者との円滑なコミュニケーションを図ることができる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題74。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題74です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。