介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題84生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・生活支援技術

次のうち,右片麻痺の利用者が多点杖を使用して3 動作歩行を開始するときに,介護福祉職が行う説明として,適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題84

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは1「『杖,右足,左足の順で歩きましょう』」です。

右片麻痺の人が杖を使って歩く「3動作歩行」は、まず杖を出し、次に力の弱い患側(右足)、最後に力の強い健側(左足)の順で足を出す歩き方です。

たとえるなら、まず杖で安全を確保してから、弱い方の足を出し、最後に強い方の足でしっかり体を支えるイメージです。

👉 覚え方:3動作歩行=杖→患側→健側の順。

ほかの選択肢:2〜5はいずれも杖・患側(右足)・健側(左足)の順序が入れ替わっており、3動作歩行の正しい順序(杖→患側→健側)と一致しない。

なぜこれが正解か

正解は1。多点杖等を使用する3動作歩行は、①杖を前に出す、②患側(麻痺のある側、この場合は右足)を杖の近くまで出す、③健側(この場合は左足)を出す、という3つの動作を1つずつ順に行う歩行法である。右片麻痺の利用者には「杖、右足、左足」の順で歩くよう説明する。

各選択肢の解説

  • 2 杖の次に健側(左足)を出すと、その間は支持性の弱い患側(右足)と杖だけで体重を支えることになり、不安定になる。
  • 3 杖を最後に出すと、患側を踏み出すときに杖の支えがなく、転倒の危険が高い。
  • 4 健側を最初に出すと、杖も前に出ていない状態で患側だけに体重がかかる瞬間ができる。
  • 5 3と同様に杖が最後になり、両足を出す間、杖が支えとして働かない。

覚え方・ひっかけ注意

3動作歩行の原則は「杖→患側→健側」の順。杖で先に支えを作り、支持性の弱い患側を杖の近くに出し、最後に力のある健側を踏み出して体を支える、という理屈とセットで覚えると、順序を入れ替えた選択肢を見抜ける。

理論的背景

杖歩行には、3動作歩行(杖→患側→健側の順に1つずつ動かす、安定性が高く歩行初期や不安定な時期に適する)と、2動作歩行(杖と患側を同時に出し、その後健側を出す、2ステップで進むためより速く歩ける、ある程度安定してきた段階に適する)がある。3動作歩行は、常に杖と患側の2点(あるいは患側と杖の間)で支持基底面を確保しながら進むため、安定性が最も高い歩行パターンとされ、片麻痺の発症早期やバランス能力が十分でない段階でまず指導される。杖の長さは、大転子(太ももの付け根の骨の出っ張り)の高さ、または肘を軽く曲げた状態でグリップを握れる高さに調整することが一般的である。

試験での位置づけ

杖歩行の動作パターン(3動作歩行・2動作歩行)と、患側・健側の順序は、生活支援技術領域の最頻出テーマの一つ。片麻痺のある利用者への移動支援(立ち上がり:第36回 問84、歩行:本問)を一貫した「患側を保護し、健側を活用する」原則のもとで理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

歩行が安定してきた段階では、3動作歩行から2動作歩行へと移行し、より実用的な歩行速度を獲得していく。階段昇降時にも「上りは健側から、下りは患側から」という原則があり、杖歩行の基本原則と一貫した考え方で整理できる。

上位資格・発展

理学療法学の分野では、片麻痺の歩行分析(歩行周期、異常歩行パターンの評価)や、杖の種類(T字杖、多点杖)ごとの適応、歩行練習の段階的な進め方(平行棒内歩行→杖歩行→独歩)がより専門的に扱われる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題84。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題84です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。