介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題93生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・生活支援技術

次の記述のうち,下肢筋力が低下して介護を必要とする人の入浴に適した環境として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題93

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは5「浴槽への出入りのために,水平および垂直の手すりを設置する」です。

下肢の力が弱くなっている人が浴槽をまたぐときは、体を支えるための手すりが欠かせません。横向きの手すり(水平)と縦向きの手すり(垂直)を組み合わせることで、立ち上がりや浴槽をまたぐ動作をしっかり支えることができます。

たとえるなら、動きに合わせて「握る場所」を複数用意してあげるイメージです。

👉 覚え方:下肢筋力低下者の浴室環境=水平・垂直の手すりの設置が重要。

ほかの選択肢:1浴室の入口は開き戸ではなく、開閉の負担が少なく緊急時にも対応しやすい引き戸が望ましい/2床から浴槽の縁までの高さは20cmではなく、またぎやすい40cm前後が目安とされる(低すぎるとまたぎにくい)/3縦に長く浅い洋式浴槽よりも、深さと長さのバランスが良い和洋折衷式の浴槽が高齢者には適している/4浴槽の縁の幅は20cmではなく、座って移乗しやすい10cm程度が目安とされる。

なぜこれが正解か

正解は5。下肢筋力が低下している人が安全に浴槽をまたいで出入りするためには、水平(横向き)と垂直(縦向き)の手すりを組み合わせて設置することで、立ち上がり動作とまたぎ動作の両方をしっかり支えることができる。

各選択肢の解説

  • 1 浴室の入口は、開閉時の身体的負担が少なく、緊急時に外から開けやすい引き戸が、下肢筋力の低下した人にはより適した仕様とされる。
  • 2 床から浴槽の縁までの高さは20cmでは低すぎ、かえって浴槽をまたぐ際の膝の曲げ伸ばしが大きくなり負担が増すため、一般的には40cm前後が適切な高さの目安とされる。
  • 3 縦に長く浅い洋式浴槽は、姿勢が安定しにくく体が伸びきってしまうため、深さと長さのバランスが良い和洋折衷式の浴槽(第36回 問82)の方が高齢者の入浴には適している。
  • 4 浴槽の縁の幅が20cmでは座って移乗する際の安定性が確保しにくく、一般的には10cm程度の幅が、腰掛けやすく安全とされる。

覚え方・ひっかけ注意

下肢筋力低下者の浴室環境整備の基準(引き戸、浴槽の縁の高さ40cm前後、和洋折衷式浴槽、縁の幅10cm、水平・垂直の手すり)を数値も含めて正確に覚えておく。本問は複数の選択肢がもっともらしい数値・仕様を示しているため、正確な基準値の記憶が求められる。

理論的背景

高齢者・下肢筋力低下者に配慮した浴室の住環境整備は、福祉住環境コーディネーターの領域でも重要なテーマとされ、①出入口の形式(引き戸が推奨)、②浴槽の形状(深さ・長さのバランスが良い和洋折衷式)、③浴槽の縁の高さ・幅(またぎやすく、座りやすい寸法)、④手すりの配置(浴槽への出入り、洗い場での立ち座り、それぞれの動作に応じた水平・垂直の手すり)という複数の要素が組み合わされる。手すりについては、立ち上がり動作を補助する垂直手すりと、体を横方向に移動させる際に支えとなる水平手すり(またはL字型手すりで両方の機能を持たせる)を、動作の流れに沿って適切に配置することが重要である。

試験での位置づけ

下肢筋力低下者の入浴環境整備は、生活支援技術領域の頻出テーマ。第36回 問69(住宅改修)、36-91(片麻痺のある人の入浴介助)とあわせて、浴室の住環境整備に関する具体的な基準(寸法、設備)を体系的に理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

浴室の住環境整備は、介護保険の住宅改修費(第36回 問69)の対象となることが多く、手すりの設置、段差の解消、扉の取替え、床材の変更等が給付対象に含まれる。福祉用具専門相談員や理学療法士等の専門職による現地確認・提案を経て、個別の身体状況に応じた最適な改修プランが検討される。

上位資格・発展

福祉住環境コーディネーターの専門領域では、浴室の具体的な改修プラン(手すりの取り付け高さの計算、浴槽の選定基準)や、介護保険住宅改修費の支給申請手続きに必要な理由書の作成方法がより実践的に扱われる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題93。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題93です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。