介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題96生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・生活支援技術

次の記述のうち,ポータブルトイレを使用するときの排泄の介護として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題96

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは3「ポータブルトイレには,前かがみになって座ってもらう」です。

前かがみの姿勢で座ると、おなかに自然と力が入りやすくなり、排泄がスムーズになります。

たとえるなら、力を出しやすい前傾姿勢を取ることで、排泄をしやすくしてあげるイメージです。

👉 覚え方:ポータブルトイレでの排泄=前かがみの姿勢が排泄しやすい。

ほかの選択肢:1ポータブルトイレの下に新聞紙を敷くことは基本手順として必要ではない/2ベッドで臥床したままズボン・下着を下ろすのではなく、可能な限り立位や座位で行う方が衛生的かつスムーズ/4排泄中はプライバシーに配慮しつつ見守るのが基本で、真後ろに立ち続けるのは利用者に心理的な圧迫感を与える/5排泄後の陰部の清拭はベッドの上ではなく、その場(トイレの近く)で行うのが基本。

なぜこれが正解か

正解は3。ポータブルトイレでの排泄介助では、利用者に前かがみの姿勢をとってもらうことで、腹圧がかかりやすくなり、排泄動作がスムーズに行えるようになる。

各選択肢の解説

  • 1 ポータブルトイレの下に新聞紙を敷くことは、床の汚れ防止の工夫として行われることもあるが、排泄介護の基本的な手順として必須とされるものではない。
  • 2 ベッドで臥床している状態でズボンや下着を下ろすことは、動作が不自然になりやすく、衛生面・介助のしやすさの観点からも、可能な限り立位または座位(端座位)で行うことが望ましい。
  • 4 排泄中は利用者のプライバシーに配慮しながら、必要に応じて安全確保のための見守りを行うが、常に真後ろに立ち続けることは利用者に心理的な圧迫感・羞恥心を与えるため、適切な距離感を保つ配慮が必要である。
  • 5 排泄後の陰部の清拭は、ベッドの上に戻ってから行うのではなく、ポータブルトイレの近くでその場で行うのが基本的な手順である。

覚え方・ひっかけ注意

ポータブルトイレでの排泄介助の基本原則は「立位・座位での着脱」「前かがみの姿勢で排泄しやすく」「プライバシーへの配慮と適切な見守り」「その場での清拭」という4点セットで覚える。

理論的背景

トイレまでの移動が難しい人や夜間の転倒の危険が高い人には、居室にポータブルトイレを置くことがある。排便は、座ったときに上体を前に傾けると、直腸と肛門の角度が広がって便が通りやすくなり、腹圧もかけやすくなる。足の裏が床にしっかりつく高さに便座を合わせ、前傾した姿勢でも体を支えられるよう、肘掛けや手すりを用意すると、安全に排泄できる。排泄は羞恥心を伴う行為であるため、プライバシーの保護と、安全の確保の両立が求められる。

選択肢の掘り下げ

トイレの下に新聞紙を敷くことは、紙が滑って転倒の原因になったり、湿気や臭気がこもったりして衛生上も好ましくなく、基本的な方法とはいえない。臥床したまま下着を下ろすのは、体位が不安定で、排泄物による汚染や、利用者の羞恥心の面からも適さず、手すりにつかまった立位や座位で行う。排泄中に真後ろに立って待つと、利用者に圧迫感を与える。安全が確保できる範囲で、視線を避けて少し離れ、すぐ声をかけられる位置にいる。排泄後の清拭は、ベッドに移ってから行うと、汚れが広がるおそれがあるので、移動の前に済ませる。残る3が、姿勢の工夫として適切である。

試験での位置づけと関連論点

設置の位置は、ベッドから移りやすい向きと距離(利用者の健側から降りられる位置)に置き、ブレーキやストッパーを確認する。夜間は足元灯とナースコールを手元に用意する。陰部は前から後ろへ拭く。

現場での判断の根拠

排泄物の色・量・性状・においは、健康状態の情報になるため、血便や黒色便、尿の濁りなどに気づいたら、看護職員へ報告する。排泄後は、手袋を着けて処理し、蓋をして、換気や消臭で臭気にも配慮する。カーテンなどで視線を遮り、声かけでも、周囲に聞こえないよう言葉選びに気をつける。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題96。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題96です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。