介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題36生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・生活支援技術

介護老人福祉施設における,快適な室内環境に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題36

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは1「風の通り道をつくって,換気を行う」です。

窓を2か所以上開けて空気の流れをつくることで、効率よく室内の空気を入れ替えることができます。

たとえるなら、部屋の空気を新鮮に保つために、風が通り抜ける道を作ってあげるイメージです。

👉 覚え方:快適な室内環境=風の通り道をつくって換気する。

ほかの選択肢:2手すりは壁紙と同じ色ではなく、視認しやすいコントラストのある色にする(見えにくいとかえって危険)/3ベッドライトの光は利用者の目に直接当たらないよう配慮すべき(まぶしさは不快感や睡眠の妨げになる)/4湿度を高く保つとカビが発生しやすくなるため、適切な湿度管理(一般に40〜60%程度)が必要/5硬い床材は転倒時の衝撃が大きくなるため、高齢者には適度なクッション性のある床材の方が望ましい。

なぜこれが正解か

正解は1。介護老人福祉施設の快適な室内環境を保つためには、複数の窓や開口部を活用して空気の流れ(風の通り道)をつくり、効果的な換気を行うことが重要である。

各選択肢の解説

  • 2 手すりを壁紙と同じ色にすると、視覚機能が低下した高齢者にとって手すりの存在が認識しにくくなり、かえって転倒等の事故リスクを高めるため、コントラストのある色にすることが望ましい(第36回 問87の階段のコントラスト配色と同様の考え方)。
  • 3 ベッドライトの光が利用者の目に直接当たると、まぶしさによる不快感や、睡眠の妨げ(第37回 問102の光と体内時計の関係)につながるため、光源の向きや角度に配慮する必要がある。
  • 4 湿度を高く保つことは、カビの発生を助長する要因となるため、適切な湿度管理(一般的に40〜60%程度)を行うことがカビ予防の基本である。
  • 5 靴音を小さくするために硬い床材を選ぶことは、転倒時の衝撃が大きくなり、骨折等のリスクを高めるため、高齢者施設には適さない選択である。

覚え方・ひっかけ注意

快適な室内環境の整備に関する設問では、「見た目や音の問題」を優先して安全性を犠牲にする選択肢(コントラストのない手すり、硬い床材)は誤答になりやすい。安全性・快適性を両立させる工夫(適切な換気、まぶしさの回避、適切な湿度管理)を選ぶ視点が重要。

理論的背景

高齢者施設の室内環境は、安全性、衛生、快適性の3つの面から整える。換気は、感染症の予防や臭気の除去、空気の質の維持のために欠かせない。空気の入口と出口をつくるため、2方向の窓や扉を開けて、風の通り道をつくると効果的である。湿度は、一般に40〜60%程度が快適とされ、高すぎるとカビやダニが増え、低すぎると、のどの粘膜が乾燥して感染症にかかりやすくなる。高齢者は、水晶体の濁りなどでまぶしさを感じやすく、色の違いも見分けにくくなる。

選択肢の掘り下げ

手すりを壁と同じ色にすると、境目が見分けにくく、つかまる位置を見失う。壁と明るさや色の差をつけ、見つけやすくする。ベッドライトの光が目に直接当たると、まぶしさ(グレア)で不快になり、睡眠も妨げられるので、光源が目に入らないよう調整する。カビの予防は、湿度を高く保つのでなく、換気と除湿が基本である。硬い床材は、靴音を小さくするどころか足音が響きやすいうえ、転倒時の衝撃が大きく、骨折の危険が高まる。床は、滑りにくく、適度なクッション性のある素材が望ましい。正答は1である。

試験での位置づけと関連論点

ユニバーサルデザインや、認知症の人への環境の配慮(見慣れたものを置く、迷いにくい動線)と関連して出題される。照明は、夜間にトイレへ向かう動線に足元灯を用意し、昼は明るさ、夜は落ち着いた光と、生活のリズムに合わせて調整する。

現場での判断の根拠

換気は、季節を問わず、短時間に何度も行うほうが、室温の低下を抑えながら空気を入れ替えられる。冬は、居室と廊下・トイレの温度差に注意する。湿度は温湿度計で確認し、結露した場所を放置せず拭き取ることが、カビの発生を防ぐ。利用者が心地よいと感じるかも尋ね、個人差に応じて調整する。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題36。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題36です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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