介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題45生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・生活支援技術

次の記述のうち,椅子に座って食事をするときに,利用者が食事をしやすい姿勢を確保するための介護として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題45

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは1「足底を床につけてもらう」です。

足の裏(足底)がしっかり床についていると、体を支える土台が安定し、食事のときの姿勢も崩れにくくなります。

たとえるなら、足がしっかり地面についていると、体全体が安定するのと同じです。

👉 覚え方:食事の姿勢安定=足底を床にしっかりつける。

ほかの選択肢:2テーブルと身体の間を30cm離すのは遠すぎて食べにくい(適切な距離はもっと近い)/3椅子に浅く座ると姿勢が不安定になりやすい(深く座る方が体幹が安定する)/4体幹を後方に傾けると誤嚥のリスクが高まる(やや前傾姿勢が望ましい)/5顎を上げると気道が開き誤嚥しやすくなる(顎を引いた姿勢が適切)。

なぜこれが正解か

正解は1。椅子に座って食事をする際、足底(足の裏)をしっかりと床につけることで、体を支える基盤(支持基底面)が安定し、姿勢が崩れにくくなり、安全で食べやすい食事姿勢を確保することができる。

各選択肢の解説

  • 2 テーブルと身体の間を30cmも離してしまうと、食器や食べ物に手が届きにくく、食べこぼしや姿勢の崩れの原因になるため、適切な距離はもっと近く(テーブルの縁が体に軽く触れる程度)が望ましい。
  • 3 椅子に浅く座ると、体幹を支える面積が小さくなり姿勢が不安定になりやすいため、深く座って背もたれに軽くもたれる姿勢の方が安定する。
  • 4 体幹を後方に傾けると、気道が開きやすくなり誤嚥のリスクが高まるため、食事の際はやや前傾した姿勢を保つことが望ましい。
  • 5 顎を上げた姿勢は、気道が開き食物が気管に入りやすくなるため誤嚥のリスクを高め、逆に顎を軽く引いた姿勢が誤嚥予防に適している。

覚え方・ひっかけ注意

食事の安全な姿勢の基本原則は「足底を床につける」「椅子に深く座る」「テーブルとの距離は近く」「やや前傾」「顎を引く」という5点セット。いずれも姿勢の安定と誤嚥予防という2つの目的から導かれる原則として一貫して理解しておく。

理論的背景

安全に食べるには、体を安定させて、食物を口に運びやすく、飲み込みやすい姿勢をとる必要がある。椅子に座る場合の基本は、足底が床にしっかりつくこと、股関節・膝関節がおよそ90度に曲がること、深く腰かけて背もたれに軽くもたれること、テーブルが体に近く、肘がテーブルの上に軽く乗ること、体をやや前に傾け、顎を軽く引くことである。足底がつくと体が安定し、上半身や手を食事のために自由に使える。顎を引くと、気道と食道の位置関係が変わって、食物が食道へ向かいやすく、誤嚥を防ぎやすい。

選択肢の掘り下げ

テーブルと体を30cm離すと、食器へ手が届かず、前かがみになって姿勢が崩れ、こぼしやすい。体との間は、握りこぶし1つ分程度という目安がよく用いられる。椅子に浅く座ると、骨盤が後ろに傾いて、ずり落ちやすく、不安定である。体幹を後ろへ傾けたり、顎を上げたりすると、気道が開いて食物が流れ込みやすく、誤嚥の危険が高まる。足底を床につけてもらうことが、安定した姿勢の基本である。

試験での位置づけと関連論点

車いすで食事をするときは、フットサポートから足を下ろして、足底を床につける。足が届かないときは、足台を使う。ベッド上で食べる場合は、上体を起こして頭の下にクッションを入れ、顎が上がらないように調整する。食後も、しばらくは上体を起こした姿勢を保つと、胃の内容物の逆流や誤嚥を防ぎやすい。

現場での判断の根拠

食事の途中で姿勢が崩れてきたら、その都度直す。むせ、声のかすれ、食事に時間がかかる、口の中に食べ物をためるといった様子があれば、看護職員や言語聴覚士に相談する。姿勢の調整は、利用者の身体状況に合わせて、個別に行う。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題45。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題45です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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