介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題44生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・生活支援技術

次の記述のうち,介護老人福祉施設における食事に関する支援として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題44

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは3「食事が楽しくなるような雰囲気をつくる」です。

食事は栄養をとるだけでなく、毎日の大きな楽しみの一つです。会話がはずんだり、心地よい雰囲気の中で食べられたりすることが、食欲や生活の満足感にもつながります。

たとえるなら、ただ「食べる作業」にしてしまうのではなく、みんなで楽しく食卓を囲めるように工夫するイメージです。

👉 覚え方:施設の食事支援=楽しい雰囲気づくりが大切。

ほかの選択肢:1食堂の換気は不要ではなく、感染対策・快適性の観点から必要である/2食事中の会話を控えるようにすると、楽しい雰囲気が損なわれてしまう(適度な会話は推奨される)/4食べ終わった利用者の食器をすぐに下膳することは、まだ食事中の他の利用者を急かす雰囲気を作りかねず配慮が必要/5照明を25ルクス以下にすることは暗すぎて食事がしにくく、適切な明るさの確保が必要。

なぜこれが正解か

正解は3。介護老人福祉施設における食事支援では、栄養摂取という機能面だけでなく、食事が利用者にとって楽しみとなるような雰囲気づくり(適度な会話、心地よい環境、季節感のある演出等)に配慮することが、生活の質を高める重要な支援である。

各選択肢の解説

  • 1 食堂の換気は、感染症予防や空気の快適性を保つために必要な配慮であり、「不要」とする記述は誤りである。
  • 2 食事中の会話を一律に控えるよう求めることは、食事の楽しみや人とのつながりを損なうことになり、適切な支援とは言えない(ただし、嚥下機能が低下している利用者では誤嚥防止のため会話のタイミングに配慮する場合はある)。
  • 4 まだ食事をしている利用者がいる中で、食べ終わった利用者の食器をすぐに下膳することは、周囲に「早く食べ終わらなければ」という無言のプレッシャーを与えかねず、落ち着いた食事環境を損なう可能性がある。
  • 5 25ルクス以下という照明の明るさは、一般的な読書・作業に必要とされる明るさ(数百ルクス程度)と比較して極めて暗く、食事をする環境としては不適切である。

覚え方・ひっかけ注意

施設の食事支援に関する設問では、「換気・会話・照明を制限する」方向の選択肢は誤答になりやすい。「食事を楽しい時間にする」という生活の質(QOL)を重視する視点が正解の軸となる。

理論的背景

食事は、栄養を摂る行為であると同時に、生活の楽しみであり、人とのつながりをもたらす時間である。介護老人福祉施設では、栄養状態を保つことに加えて、食べたいという意欲を引き出し、できるだけ口から食べ続けられる環境をつくることが大切になる。管理栄養士、看護職員、言語聴覚士、介護職員などが連携し、食事の様子を観察して(ミールラウンド)、一人ひとりの食べ方や食形態を調整する取り組みもある。

選択肢の掘り下げ

食堂の換気は、臭気の除去や感染症の予防に必要で、不要とはいえない。食事中の会話は、一律に控えさせるのではなく、楽しい雰囲気づくりに役立てる(ただし、嚥下に不安がある人には、口に食べ物が入っているときの会話に注意する)。食べ終わった人の食器をすぐに下げると、まだ食べている人に「急がなくては」という気持ちを与え、落ち着いた食事を妨げる。25ルクス以下は、食べ物の色や形、食器の位置が見分けにくい暗さであり、食事の環境として不適切である。食事が楽しくなる雰囲気づくりが、本問の正答である。

試験での位置づけと関連論点

食事の前には、トイレや手洗いを済ませ、義歯、眼鏡、補聴器を整えて、目覚めた状態で席に着けるよう準備する。ベッドから離れて食堂で食べることは、生活のリズムや交流にもつながる。メニューの選択、季節の行事食、食器や盛り付けの工夫、持てる力を活かす自助具も、意欲を支える。

現場での判断の根拠

食欲がない、食べるのが遅い、むせる、残すといった変化は、体調や口腔内の問題、環境、人間関係など、さまざまな原因が考えられる。無理にすすめず、原因を探って、チームで共有する。落ち着いた雰囲気、適度な明るさ、騒音への配慮、顔なじみの席の配置が、安心して食べられる環境をつくる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題44。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題44です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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