介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題48生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・生活支援技術

ベッド上で行う陰部洗浄に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題48

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは3「バスタオルで両下肢を包む」です。

陰部洗浄をするとき、洗う部分以外の足をバスタオルで包んでおくことで、体が冷えるのを防ぎ、また不必要に肌が見えないようにプライバシーを守ることができます。

たとえるなら、必要な部分だけを開けて、それ以外はしっかり covering(覆う)してあげるイメージです。

👉 覚え方:陰部洗浄=両下肢をバスタオルで包み保温・プライバシーに配慮。

ほかの選択肢:1滅菌手袋ではなく、通常の使い捨て(ディスポーザブル)手袋で行う/2上半身は手前(陰部から遠い側)にではなく、洗浄しやすいよう体位を整える(下半身側を手前に近づける)/4洗浄のお湯は43℃ではなく、体温に近い38〜40℃程度のぬるめの温度にする(熱すぎると皮膚・粘膜を傷める)/5洗浄後の水分拭き取りは蒸しタオルではなく、乾いたタオルで行う。

なぜこれが正解か

正解は3。ベッド上で陰部洗浄を行う際、洗浄する部位以外の両下肢をバスタオルで包むことで、身体の露出を最小限に抑えてプライバシーに配慮するとともに、保温により身体の冷えを防ぐことができる。

各選択肢の解説

  • 1 陰部洗浄は、滅菌操作を要する処置ではなく、清潔操作(通常の衛生管理)で行うものであり、使い捨て手袋(ディスポーザブル手袋)で十分であって、滅菌手袋は必要ない。
  • 2 陰部洗浄をしやすくするためには、利用者の下半身をベッドの手前(介護者側)に近づけ、洗浄しやすい体位に整えることが基本であり、「上半身を手前に移動する」という記述は洗浄のしやすさという目的とは整合しない。
  • 4 洗浄に用いるお湯の温度は43℃では熱すぎ、デリケートな陰部の皮膚・粘膜を傷める可能性があるため、体温に近い38〜40℃程度のぬるめの温度が適切である。
  • 5 洗浄後の水分の拭き取りは、蒸しタオルではなく乾いたタオルで丁寧に行い、湿った状態を残さないようにすることが、皮膚トラブルの予防のために重要である。

覚え方・ひっかけ注意

陰部洗浄の基本原則は「使い捨て手袋で十分」「洗浄しやすい体位(下半身を手前に)」「バスタオルで保温・プライバシー保護」「湯温は38〜40℃程度」「拭き取りは乾いたタオルで」という一連の手順として覚える。

理論的背景

陰部洗浄は、排泄後の清潔保持、尿路感染症(第36回 問94、36-27)や皮膚トラブル(おむつかぶれ等)の予防を目的とする重要なケア技術であり、同時に、利用者にとって最もデリケートで羞恥心を伴いやすい部位へのケアであるため、プライバシーへの最大限の配慮が求められる。バスタオルによる下肢の被覆は、保温(体温の低下防止)とプライバシー保護(不必要な露出の回避)という2つの目的を同時に達成する重要な技術である。洗浄時の湯温は、熱すぎると皮膚・粘膜への刺激となり、逆に低すぎると不快感や体の冷えにつながるため、体温に近いぬるめの温度(38〜40℃程度)が適切とされる。洗浄の方向は、女性の場合は尿路感染症予防の観点から、尿道口から肛門に向かって(前から後ろへ)拭く・洗うことが原則とされる(第36回 問27の解剖学的知識とも関連)。

試験での位置づけ

陰部洗浄の基本技術は、生活支援技術領域の頻出テーマ。第36回 問94(尿路感染症の予防)、36-27(女性の尿路感染症のなりやすさ)とあわせて、排泄ケア全体(トイレ誘導、おむつ交換、陰部洗浄)における清潔保持と感染予防の視点を体系的に理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

陰部洗浄は、羞恥心への配慮から、必要最小限の会話にとどめつつも、利用者が不安を感じないよう適切な声かけを行いながら実施することが重要である。異常(発赤、びらん、出血等)を発見した場合は、速やかに看護職員へ報告する。

上位資格・発展

排泄ケア認定看護師等の専門領域では、失禁関連皮膚炎(IAD)の予防的スキンケア(保護クリームの使用等)や、陰部洗浄剤の選定基準がより専門的に扱われる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題48。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題48です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

この問題の関連トピック

  • 介護
  • パートA

関連する問題

ページの先頭へ