介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題54生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・生活支援技術

繊維や衣類の性質と洗濯方法に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題54

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは1「綿の柄物シャツには酸素系漂白剤を使う」です。

色や柄のついた衣類に使える漂白剤は「酸素系」です。塩素系漂白剤は色や柄を脱色させてしまいますが、酸素系漂白剤は色柄物にも比較的安心して使うことができます。

たとえるなら、色を残しながら汚れだけをきれいに落としてくれる、やさしい漂白剤を選ぶイメージです。

👉 覚え方:色柄物の漂白=酸素系漂白剤。

ほかの選択肢:2ナイロンのレインウエアは脱水時間を長くすると型崩れやシワの原因になるため短めにするのが適切/3ウールのニットセーターは乾燥機にかけると縮みの原因になるため、陰干し等の自然乾燥が適切/4レーヨンは水に弱くデリケートな素材のため、すすぎ時間を長くするというより、摩擦や強い水流を避ける優しい取り扱いが必要/5絹のブラウスにはアルカリに弱い性質があるため、弱アルカリ性ではなく中性洗剤を使うのが適切。

なぜこれが正解か

正解は1。綿の柄物(色柄のある)シャツを漂白する際は、色や柄を脱色させてしまう塩素系漂白剤ではなく、比較的穏やかな漂白作用を持ち色柄物にも使用できる酸素系漂白剤を用いることが適切な洗濯方法である。

各選択肢の解説

  • 2 ナイロン製のレインウエアは、脱水を長時間行うとシワや型崩れの原因になりやすいため、脱水時間は短めに設定することが適切である。
  • 3 ウール(羊毛)のニットセーターは、乾燥機の熱と回転による摩擦でフェルト化(縮み)が生じやすいため、乾燥機の使用は避け、形を整えて平干し・陰干しするのが基本である。
  • 4 レーヨンは水に濡れると強度が低下しやすいデリケートな繊維であり、「すすぎ時間を長くする」よりも、優しく扱い、強い摩擦やねじりを避けることが重要である。
  • 5 絹(シルク)はアルカリに弱い性質を持つタンパク質繊維であるため、弱アルカリ性洗剤ではなく、中性洗剤を使用することが素材を傷めないための基本である。

覚え方・ひっかけ注意

繊維の性質と洗濯方法の対応(綿の色柄物=酸素系漂白剤、ナイロン=短い脱水、ウール=乾燥機不可、レーヨン=優しい取り扱い、絹=中性洗剤)を、それぞれの繊維の弱点(色落ち、型崩れ、縮み、強度低下、アルカリへの弱さ)と対応づけて覚える。

理論的背景

衣類の洗濯は、繊維の種類による性質の違いを知ることが基本である。綿・麻などの植物繊維は、水に強くて丈夫で、洗濯しやすい。羊毛(ウール)や絹は動物のタンパク質でできた繊維で、アルカリや熱、摩擦に弱い。レーヨンは植物由来の再生繊維で、水に濡れると強度が下がり、縮みやすい。ナイロン、ポリエステルは合成繊維で、丈夫で乾きやすいが、熱に弱く、しわが残りやすい。洗濯表示は、国際規格に合わせた記号に改められている。

選択肢の掘り下げ

漂白剤のうち、塩素系は漂白力が強く、色柄物は色が抜けるため使えない。酸素系は穏やかで、色柄物にも使える(粉末タイプは弱アルカリ性のため、毛・絹には使えない)。綿の柄物シャツには酸素系漂白剤を使うので、1が正しい。ナイロンのレインウエアは、長く脱水するとしわや型崩れ、撥水加工の傷みの原因になるため、脱水は短めにする。ウールのセーターを乾燥機にかけると、繊維が絡んでフェルト状に縮む(縮絨)ので、平干しにする。レーヨンは濡れた状態で強度が下がるため、長時間のすすぎやもみ洗いを避け、短時間で扱う。絹は、アルカリに弱く黄ばみやすいので、中性洗剤を使い、弱アルカリ性洗剤は避ける。

試験での位置づけと関連論点

家事援助の洗濯では、洗濯表示を確認し、色移りしやすいものは分けて洗う。塩素系漂白剤は、酸性の洗剤や薬品と混ぜると有害なガスが出るため、「混ぜるな危険」の表示を確認して、単独で使う。

現場での判断の根拠

利用者の大切にしている衣類は、素材や洗い方を本人や家族に確認してから洗う。洗濯が難しい衣類は、クリーニングを利用する。皮膚の弱い人の衣類は、洗剤が残らないよう、すすぎを十分に行う。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題54。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題54です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。