介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題42生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・生活支援技術

次の記述のうち,介護が必要な利用者への口腔ケアとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題42

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは3「歯ブラシで歯を1,2本ずつ磨く」です。

歯ブラシを大きく動かすのではなく、1本から2本くらいずつ、小刻みに丁寧に磨くことで、歯と歯の間や歯ぐきの境目の汚れまでしっかり落とすことができます。

たとえるなら、大まかに掃除するのではなく、細かい部分を一つひとつ丁寧に掃除していくイメージです。

👉 覚え方:口腔ケアの歯みがき=1〜2本ずつ小刻みに磨く。

ほかの選択肢:1仰臥位ではなく、誤嚥を防ぐため座位やファーラー位等の安全な体位で行う/2歯垢の除去はうがいだけでは不十分で、歯ブラシによる機械的な清掃が必要/4スポンジブラシは乾いた状態ではなく、水やぬるま湯で湿らせてから使用する/5部分床義歯(部分入れ歯)はつけたままではなく、外して清掃する必要がある。

なぜこれが正解か

正解は3。介護が必要な利用者への口腔ケアでは、歯ブラシを大きく動かすのではなく、歯を1本または2本ずつ対象にして小刻みに磨くこと(スクラビング法等)で、歯垢を効果的に除去し、歯肉を傷つけずに丁寧なケアを行うことができる。

各選択肢の解説

  • 1 仰臥位で口腔ケアを行うと、唾液や汚れが咽頭に流れ込みやすく誤嚥のリスクが高まるため、座位やファーラー位(半座位)等、誤嚥しにくい安全な体位で実施することが基本である。
  • 2 歯垢(プラーク)は歯の表面に強固に付着した細菌の塊であり、うがいだけでは除去できず、歯ブラシによる機械的な清掃が不可欠である。
  • 4 スポンジブラシは乾いた状態で使用すると、口腔粘膜を傷つけたり汚れをうまく拭き取れなかったりするため、水やぬるま湯で湿らせてから使用するのが正しい方法である。
  • 5 部分床義歯(部分入れ歯)は、装着したままでは義歯の下や周囲に汚れがたまりやすいため、外して清掃し、口腔内の粘膜側も別途清掃する必要がある。

覚え方・ひっかけ注意

口腔ケアの実施方法に関する設問では、「安全な体位(座位等)」「機械的な清掃(歯ブラシ使用)」「用具の適切な使用方法(スポンジブラシは湿らせる)」「義歯は外して清掃」という基本原則を一貫して押さえておく。

理論的背景

要介護高齢者の口腔ケアは、誤嚥のリスク管理と、効果的な汚れの除去という2つの視点を両立させる必要がある。歯垢は、単なる食べかすではなく、細菌が増殖して形成されるバイオフィルム(生物膜)であり、うがいのような物理的な洗い流しだけでは除去できず、歯ブラシによる機械的な擦過(ブラッシング)が不可欠とされる。ブラッシングの技法としては、歯を1〜2本ずつ小刻みに磨く「スクラビング法」や、歯と歯肉の境目に45度の角度で毛先を当てる「バス法」等があり、要介護者の口腔状態に応じて適切な方法が選択される。義歯のケアでは、義歯自体の清掃(義歯用ブラシと洗浄剤の使用、第37回 問82)に加え、義歯を外した状態での口腔粘膜・残存歯・歯肉のケアも忘れてはならない重要な要素である。

試験での位置づけ

要介護者への口腔ケアの具体的な実施方法は、生活支援技術領域の最頻出テーマ。第37回 問82(ガーグルベースン)、37-87(口腔ケアの効果)、37-88(口腔ケアの留意点)とあわせて、口腔ケア全体の一連の知識(用具、手技、体位、誤嚥予防)を体系的に理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

口腔ケアの実施は、単に清掃技術だけでなく、利用者の口腔内の状態(残存歯の状態、義歯の有無、粘膜の状態、開口の可否等)を丁寧に観察しながら、個別に適した方法・用具を選択することが求められる。

上位資格・発展

歯科衛生士による専門的口腔ケアでは、電動歯ブラシや専門的な清掃器具の活用、口腔内バイオフィルムの染め出し(プラークの可視化)による指導等、より高度な技術がより専門的に扱われる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題42。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題42です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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