介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題65こころとからだのしくみ

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・こころとからだのしくみ

次のうち,白内障(cataract)で混濁する部位として,適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題65

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは5「水晶体」です。

白内障は、目の中でレンズの役割をしている「水晶体」が白く濁ってしまう病気です。濁ることで光が通りにくくなり、視界がかすんで見えるようになります。

たとえるなら、カメラのレンズが曇ってしまってピントが合いにくくなるようなイメージです。

👉 覚え方:白内障=水晶体(レンズ)が濁る病気。

ほかの選択肢:1網膜は光を感じるセンサーの膜(白内障ではなく網膜剥離・加齢黄斑変性等で問題になる)/2角膜は目の一番外側の透明な膜/3脈絡膜は網膜への栄養補給を担う膜/4硝子体は眼球内部を満たすゼリー状の組織。いずれも白内障で濁る部位ではない。

なぜこれが正解か

正解は5。白内障は、眼球内でカメラのレンズに相当する水晶体が加齢等により混濁し、透明性が失われることで視界がかすむ、まぶしさを感じやすくなるなどの症状が生じる疾患である。

各選択肢の解説

  • 1 網膜は眼球後方にあり光を感じる視細胞が並ぶ膜で、加齢黄斑変性や糖尿病網膜症、網膜剥離等で問題となる部位であり、白内障で混濁する部位ではない。
  • 2 角膜は眼球の最も外側にある透明な膜で、光を最初に屈折させる役割を持つが、白内障の病変部位ではない。
  • 3 脈絡膜は網膜の外側にあり、網膜に栄養を供給する血管に富んだ膜であり、白内障とは直接関係しない。
  • 4 硝子体は水晶体の後方、眼球内部を満たす透明なゼリー状の組織で、加齢により液化・混濁することもあるが、これは「白内障」とは別の病態(飛蚊症等)に関連する。

覚え方・ひっかけ注意

眼の構造(角膜→水晶体→硝子体→網膜の順に光が通過する)を光の通り道としてイメージし、それぞれの部位に対応する代表的な疾患(水晶体=白内障、網膜=糖尿病網膜症・加齢黄斑変性・網膜剥離、眼圧の異常=緑内障)をセットで覚えると整理しやすい。

理論的背景

水晶体は透明なタンパク質(クリスタリン)で構成される組織で、毛様体筋の働きにより厚みを変えることでピント調節(遠近調節)を行う。加齢に伴い水晶体タンパク質が変性・凝集し混濁することで白内障が生じ、これは加齢性白内障として最も頻度の高い病型である(糖尿病や外傷、ステロイド薬の長期使用等でも生じうる)。治療としては、混濁した水晶体を摘出し眼内レンズを挿入する手術(水晶体再建術)が広く行われ、高齢者の視機能改善に大きく貢献している。

試験での位置づけ

高齢者の視覚障害(白内障・緑内障・加齢黄斑変性・糖尿病網膜症)の病態と特徴の違いは、こころとからだのしくみ領域・障害の理解領域を横断する頻出テーマ。「白内障=水晶体の混濁、視界がかすむ、まぶしさ」「緑内障=眼圧上昇による視神経障害、視野が欠ける」という症状の違いをセットで整理すると、事例問題への対応力が高まる。

選択肢の発展補足

白内障のある高齢者への生活支援としては、部屋の照明を適切に調整する(まぶしさへの配慮、暗すぎない環境)、コントラストのはっきりした食器・目印を使用する等の環境調整が有効とされる。手術により視力が改善することも多いため、過度に活動を制限せず、適切な受診勧奨も重要な支援となる。

上位資格・発展

眼科学の分野では、白内障の分類(皮質白内障・核白内障・後嚢下白内障)や水晶体再建術の術式(超音波乳化吸引術等)がより専門的に扱われる。介護福祉士としては、視覚障害の種類ごとの見え方の違いを理解し、適切な生活支援・コミュニケーション上の配慮につなげる視点が実務上重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題65。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題65です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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