介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題67こころとからだのしくみ

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・こころとからだのしくみ

次のうち,バリア機能をもつ表皮の構造として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題67

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「角質層」です。

表皮の一番外側にある「角質層」は、体の水分が逃げないようにし、外からの細菌やゴミの侵入を防ぐ「バリア」の役割をしています。

たとえるなら、家でいう「一番外側の壁」のような、体を守る最前線の防御層です。

👉 覚え方:バリア機能=角質層(表皮の一番外側)。

ほかの選択肢:1汗腺は汗を分泌する器官でバリア機能の主体ではない/3基底層は表皮の最深部で新しい細胞を作る層/4有棘層は表皮の中間層/5顆粒層は角質層のすぐ下にある層でバリア機能に関与するが主要なバリア機能を担うのは角質層。

なぜこれが正解か

正解は2。表皮の最も外側に位置する角質層は、死んだ角化細胞が層状に積み重なった構造を持ち、水分の蒸散を防ぎ、外界からの細菌・化学物質等の侵入を防ぐバリア機能の中心を担う。

各選択肢の解説

  • 1 汗腺は汗を分泌する外分泌腺であり、体温調節に関わるが、皮膚のバリア機能そのものを担う構造ではない。
  • 3 基底層は表皮の最も深い層で、新しい角化細胞(ケラチノサイト)を生み出す細胞分裂の場であり、バリア機能の主体ではない。
  • 4 有棘層は表皮の中間層で、角化細胞同士がデスモソームという構造でしっかり結合し、表皮の強度を保つ役割を持つが、バリア機能の最前線は角質層である。
  • 5 顆粒層は角質層のすぐ下(有棘層と角質層の間)に位置し、角化の最終段階で重要な役割(細胞間脂質の産生等)を果たすが、実際にバリア機能を発揮する最表層は角質層である。

覚え方・ひっかけ注意

表皮の4層(外側から角質層・顆粒層・有棘層・基底層)の順序を正確に覚えたうえで、「バリア機能=一番外側の角質層」という対応を押さえる。

理論的背景

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層からなる。表皮は、外側から角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4層(手のひらと足の裏には、角質層の下に淡明層を加えた5層)で構成される。基底層で生まれた細胞が、形を変えながら押し上げられ、最後は核を失って角質層となり、やがてはがれ落ちる。この入れ替わり(ターンオーバー)はおよそ4週間とされ、高齢になると遅くなる。角質層は、平たい角質細胞が重なり、その間を細胞間脂質(セラミドなど)が埋めることで、水分の蒸発を防ぎ、外からの異物や細菌の侵入を防ぐ。皮脂と汗が混じった皮脂膜が、さらにその表面を覆う。

選択肢の掘り下げ

汗腺は、真皮から皮下組織にかけて存在する外分泌腺で、体温調節に関わり、表皮の層構造ではない。基底層は細胞分裂で新しい細胞を作る層、有棘層は細胞同士がしっかり結合して表皮の強度を保つ層、顆粒層は角化が進む途中の層で、角質層の細胞間脂質のもとになる物質を作る。バリア機能の中心になるのは最表層の角質層である。表皮の層の名称を深い順(基底・有棘・顆粒・角質)に覚え、働きと対応させる。

試験での位置づけと関連論点

真皮にはコラーゲンや弾性線維があり、皮膚の張りを保つ。高齢者は、皮脂の分泌が減り、角質層の水分が減ることで乾燥しやすく、老人性乾皮症やかゆみが起こる。皮膚の薄さと弾力の低下により、ずれや摩擦による皮膚の裂傷(スキン‐テア)も起こりやすい。

現場での判断の根拠

熱い湯、ナイロンタオルでの強いこすり洗い、洗いすぎは、バリア機能を壊す。弱酸性の洗浄剤で泡立てて優しく洗い、入浴後はできるだけ早く保湿剤を塗る。移乗や体位変換では皮膚をずらさず、爪は短く整える。かきむしった傷から感染が起こるため、かゆみの訴えを軽く扱わず、看護職員に報告する。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題67。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題67です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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