問題
次のうち,健康な成人において,横行結腸の次に便が通過する部位として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題69
※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。
※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。
※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。
※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。
答えは3「下行結腸」です。
便は大腸の中を「盲腸→上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸」の順に移動していきます。横行結腸の次に通るのは下行結腸です。
たとえるなら、大腸を右から左へ、そして下へと便が流れていく道順をイメージしてください。
👉 覚え方:大腸の順番=上行→横行→下行→S状→直腸。
ほかの選択肢:1盲腸は大腸の入口部分で横行結腸より前の段階/2上行結腸も横行結腸より前の段階/4S状結腸は下行結腸の後に続く部分/5直腸はさらにその後(最終段階)。
なぜこれが正解か
正解は3。大腸は、小腸から続く盲腸を起点として、上行結腸(右側を上昇)→横行結腸(腹部を左へ横断)→下行結腸(左側を下降)→S状結腸(S字状に曲がる部分)→直腸の順に構成される。横行結腸の次に便が通過するのは下行結腸である。
各選択肢の解説
- 1 盲腸は大腸の最初の部分(小腸である回腸とつながる部位)であり、横行結腸よりも前の段階に位置する。
- 2 上行結腸も横行結腸より前(盲腸の次)に位置する部位である。
- 4 S状結腸は下行結腸の後に続く部位であり、横行結腸の「次」ではなく「その次」にあたる。
- 5 直腸はS状結腸のさらに後に続く、大腸の最終部分である。
覚え方・ひっかけ注意
大腸の走行順序(盲腸→上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸)を、体の右下から時計回りに一周するイメージ(右下→右上→左上→左下→S字→肛門)で図として覚えると混同しにくい。
理論的背景
大腸は全長がおよそ1.5mで、小腸の回腸の末端から、回盲弁(回盲口)を介して盲腸につながる。盲腸には虫垂が付いている。以後、上行結腸(右の腹部を上る)、横行結腸(腹部を右から左へ横切る)、下行結腸(左の腹部を下る)、S状結腸、直腸、肛門へと続く。上行結腸と横行結腸の境を肝彎曲部、横行結腸と下行結腸の境を脾彎曲部と呼ぶ。内容物は、近位ではまだ水分が多く、通過するにつれて水分が吸収されて、S状結腸あたりで固形に近い便に整えられる。
選択肢の掘り下げ
問われているのは、通過の順番である。盲腸と上行結腸は横行結腸より前、S状結腸は下行結腸のさらに後、直腸は最後の部分で、「横行結腸の次」は下行結腸だけになる。設問の「次」という語を飛ばして「その次」であるS状結腸を選ばないよう、順番を1つずつ確認する。右下から時計回りに、右下腹部(盲腸)→右上(上行)→上を左へ(横行)→左を下へ(下行)→S状→直腸、と体の中で一周するイメージで覚えるとよい。
試験での位置づけと関連論点
食後に胃に食物が入ると、大腸が大きく動く胃結腸反射が起こり、便が直腸へ送られる。直腸に便が下りてくると便意が生じ、内肛門括約筋が反射的に緩み、外肛門括約筋は意識して調節できる。便秘には、大腸の動きの低下による弛緩性、緊張による痙攣性、便意の抑制による直腸性などがある。
現場での判断の根拠
腹部マッサージは、便の通り道に沿って、右下腹部から時計回りに「の」の字を描くように行う。排便は、前かがみの座位が力を入れやすい。便が長くとどまりやすい下行結腸〜S状結腸が便秘の主な場面になるので、水分・食物繊維・運動、朝食後のトイレ習慣を取り入れる。血液の混じった便や便の細さの変化は、看護職員に報告する。
出典と作り方
本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題69です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。
解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。
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