介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題73発達と老化の理解

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・発達と老化の理解

次の記述のうち,ハヴィガースト(Havighurst, R.)の示す中年期の発達課題に該当するものとして,適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題73

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「成人としての市民的・社会的責任を達成する」です。

ハヴィガーストという学者は、人生の各時期に「達成すべき課題」があると考えました。中年期(働き盛りの大人の時期)には、社会人として、また地域の一員として責任を果たすことが課題の一つとされています。

たとえるなら、仕事や地域活動を通じて、社会の一員としての役割をしっかり果たしていく時期ということです。

👉 覚え方:中年期の課題=市民的・社会的責任を果たすこと。

ほかの選択肢:1良心・道徳心の発達は児童期の課題/3満足できる住宅の確保は成人前期(壮年初期)の課題/4男女の社会的役割を身につけるのは児童期の課題/5気心の合う社交集団を見つけるのは成人前期の課題。

なぜこれが正解か

正解は2。ハヴィガーストの発達課題論における中年期(壮年期)の課題の一つに「成人としての市民的・社会的責任を達成する」が挙げられており、社会・地域における役割を主体的に果たすことが求められる時期とされる。

各選択肢の解説

  • 1 良心・道徳心・価値尺度の発達は、ハヴィガーストの発達課題論において児童期(学童期)の課題として位置づけられる。
  • 3 満足できる住宅の確保は、成人前期(結婚・家庭形成期)の発達課題として位置づけられる。
  • 4 男性あるいは女性としての社会的役割を身につけることは、児童期の発達課題として位置づけられる。
  • 5 気心の合う社交集団を見つけることは、成人前期の発達課題として位置づけられる。

覚え方・ひっかけ注意

ハヴィガーストの発達課題は年代ごとに明確に区分されている(乳幼児期・児童期・青年期・成人前期・中年期・老年期)。選択肢を「どの年代の課題か」を軸に振り分ける練習をしておくと、年代の入れ替えを狙うひっかけに対応できる。

理論的背景

ハヴィガースト(R.J. Havighurst)は、人間の発達を各ライフステージにおいて達成すべき「発達課題」の連続として捉える発達課題論を提唱した。中年期(壮年期)の発達課題には、①配偶者との人格的な結びつきを確立する、②子どもが責任ある幸福な大人になれるよう援助する、③職業生活で満足を得る、④市民的・社会的責任を達成する、⑤大人の余暇活動を充実させる、⑥配偶者と人間として結びつく、⑦中年期の生理的変化を受け入れそれに適応する、⑧年老いた親の世話をする、といった項目が含まれる。老年期の課題としては、身体的な衰えへの適応、退職と収入減への適応、配偶者の死への適応等が挙げられる。

試験での位置づけ

ハヴィガーストの発達課題論は発達と老化の理解領域の頻出テーマ。年代ごとの発達課題を正確に区分して覚える(乳幼児期・児童期・青年期・成人前期・中年期・老年期)ことが、本問のような出題形式(特定の課題がどの年代に属するかを問う)への対策となる。エリクソンの心理社会的発達理論(各段階の心理的課題を対立概念で示す)と対比しながら整理すると理解が深まる。

選択肢の発展補足

中年期の発達課題には「年老いた親の世話をする」という項目も含まれ、これは現代日本における介護と仕事の両立(ビジネスケアラー)やダブルケア(育児と介護の同時進行)といった社会的課題とも関連づけて理解できる。

上位資格・発展

発達心理学の分野では、ハヴィガーストの発達課題論のほか、エリクソンの心理社会的発達理論(8段階:各段階に心理社会的危機がある)、レビンソンの人生の四季(成人期の発達段階論)等、複数の発達理論が比較検討される。介護福祉士としては、中年期・老年期の発達課題を理解し、利用者やその家族介護者(多くが中年期にあたる)の心理的負担への理解に活かすことが実践的である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題73。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題73です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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