介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題74発達と老化の理解

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・発達と老化の理解

次の記述のうち,自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder)の特徴として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題74

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「同じ動作や行動を繰り返す」です。

自閉症スペクトラム障害の人には、同じ動きや行動を繰り返す「こだわり」の特性がよくみられます。

たとえるなら、決まった手順や動きを何度も繰り返すことで安心感を得ている、というイメージです。

👉 覚え方:自閉症スペクトラム障害=反復行動・こだわりが特徴。

ほかの選択肢:1文字のつづりが書けないのは学習障害(LD)の特徴/3注意の持続が難しいのはADHDの特徴/4順番を待てず割り込むのもADHDの特徴/5数の大小比較が難しいのは学習障害(LD、算数障害)の特徴。

なぜこれが正解か

正解は2。自閉症スペクトラム障害(ASD)の中核的特徴の一つに「限定された反復的な行動・興味・活動」があり、同じ動作や行動を繰り返す常同行動、特定の物事への強いこだわりが代表的な症状として知られる。

各選択肢の解説

  • 1 文字のつづりを正しく書けない、類似の文字を混同するといった症状は、学習障害(限局性学習症、特に読み書き障害=ディスレクシア)の特徴である。
  • 3 注意の持続が困難であることは、注意欠如・多動症(ADHD)の不注意症状の特徴である。
  • 4 順番を待てずに割り込む行動は、ADHDの衝動性の症状として知られる。
  • 5 数の大小比較が難しいことは、学習障害(算数障害=ディスカリキュリア)の特徴である。

覚え方・ひっかけ注意

発達障害の代表的な3類型(自閉症スペクトラム障害=対人関係の困難とこだわり・反復行動、注意欠如・多動症=不注意・多動・衝動性、学習障害=読み書き計算等特定の学習領域の困難)は、それぞれ特徴的な症状のキーワードで区別する。

理論的背景

自閉症スペクトラム障害(ASD)は、DSM-5において①社会的コミュニケーション及び対人的相互反応における持続的な欠陥、②限定された反復的な行動・興味・活動様式、の2領域の特徴によって診断される。②に該当する具体例としては、常同的な身体運動(手をひらひらさせる等)、同一性への固執(ルーティンへのこだわり、第36回 問32の事例)、極めて限定的で固定された興味、感覚刺激に対する過敏さ・鈍麻さなどが含まれる。これらの特性は、変化への不安の強さや、予測可能性・秩序を好む傾向とも関連するとされる。

試験での位置づけ

発達障害の3類型(自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動症、学習障害)それぞれの中核症状の違いは発達と老化の理解領域・障害の理解領域を横断する頻出テーマ。第36回 問32の事例(環境変化によるパニック)とあわせて、ASDの特性理解と、その特性に応じた支援方法(構造化、視覚的支援、事前の見通しの提供)をセットで学習することが効果的。

選択肢の発展補足

発達障害は単一の特性で説明できるものではなく、複数の障害特性が重複してみられること(併存:コモビディティ)も珍しくない。例えばASDとADHDが併存するケースもあり、支援にあたっては個別の特性を丁寧にアセスメントする視点が重要である。

上位資格・発展

臨床発達心理学・特別支援教育の分野では、ASDの診断評価尺度(ADOS等)や、感覚統合療法、応用行動分析(ABA)等の療育的アプローチがより専門的に扱われる。介護福祉士としては、成人期・高齢期の発達障害者支援においても、こうした特性理解に基づく関わりが求められる場面が増えている。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題74。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題74です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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