介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題72こころとからだのしくみ

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・こころとからだのしくみ

キューブラー・ロス(Kubler-Ross, E.)が示した終末期にある人の死の受容プロセスのうち「抑うつ」の段階として,適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題72

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「第4段階」です。

キューブラー・ロスは、人が死を受け入れるまでの心の動きを5つの段階に整理しました。順番は「否認→怒り→取引→抑うつ→受容」で、「抑うつ」はこの4番目にあたります。

たとえるなら、大きなショックを受け入れるまでの心の階段を、5段のステップで表したもので、「抑うつ」はその4段目です。

👉 覚え方:否認→怒り→取引→抑うつ→受容=5段階、抑うつは4番目。

ほかの選択肢:1第1段階は否認/2第2段階は怒り/3第3段階は取引/5第5段階は受容。いずれも「抑うつ」の段階とは異なる。

なぜこれが正解か

正解は4。キューブラー・ロスが提唱した死の受容プロセスは、①否認、②怒り、③取引、④抑うつ、⑤受容の5段階からなり、「抑うつ」はこのうち第4段階に位置づけられる。

各選択肢の解説

  • 1 第1段階は「否認」(自分が死ぬという事実を信じられず拒絶する段階)。
  • 2 第2段階は「怒り」(なぜ自分が、という怒りや周囲への攻撃的感情が生じる段階)。
  • 3 第3段階は「取引」(何かと引き換えに死を回避・先延ばしできないかと願う段階)。
  • 5 第5段階は「受容」(死を穏やかに受け入れる段階)。

覚え方・ひっかけ注意

5段階の順序(否認→怒り→取引→抑うつ→受容)を「ひ・い・と・よ・う」の頭文字や、感情の流れ(拒絶→攻撃→交渉→喪失感→諦観)のストーリーとして覚えると定着しやすい。段階の番号(第何段階か)を問う出題形式にも対応できるよう、順序を正確に押さえる。

理論的背景

キューブラー・ロス(精神科医、1969年『死ぬ瞬間』で提唱)の5段階モデルは、末期患者への聞き取り調査に基づき、死を宣告された人が死を受け入れていく心理的プロセスを段階的に描いたものである。ただし、全ての人が必ずこの順序通りに、あるいは全ての段階を経験するわけではなく、段階を行きつ戻りつしたり、一部の段階を経験しなかったりすることもあるため、あくまで「典型的なプロセスの一例」として理解することが重要である。この理論は終末期ケア(ターミナルケア)における心理的支援の基礎理論として広く活用されている。

試験での位置づけ

キューブラー・ロスの死の受容プロセスは、こころとからだのしくみ領域・介護の基本領域(終末期ケア)を横断する頻出テーマ。5段階それぞれの心理状態の特徴と、各段階に応じた適切な関わり方(否認の段階では無理に事実を突きつけない、怒りの段階では感情を受け止める等)をセットで理解しておくと、事例問題にも対応しやすい。

選択肢の発展補足

「抑うつ」の段階にある利用者には、無理に励ましたり気分転換を強要したりするのではなく、悲しみや喪失感に寄り添い、そばにいる(傍らにいる)という支援的な関わりが重要とされる。家族への支援(予期悲嘆へのケア)も、この理論の枠組みを応用して行われることがある。

上位資格・発展

死生学(サナトロジー)・緩和ケアの専門領域では、キューブラー・ロスの理論に対する批判的検討(段階論の限界、個人差の大きさ)や、より新しい悲嘆理論(二重過程モデル等)がより発展的に扱われる。介護福祉士としては、まず基本の5段階を正確に理解し、画一的な適用にとどまらない柔軟な看取りケアの視点を持つことが重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題72。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題72です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

この問題の関連トピック

  • こころとからだのしくみ
  • パートB

関連する問題

ページの先頭へ