精神保健福祉士

精神保健福祉士 第26回 問題25|精神保健福祉相談援助の基盤

問題

精神保健福祉士 | 第26回(令和5年度) | 令和6年2月3日(土)・4日(日)実施・精神保健福祉相談援助の基盤

次のうち,ソーシャルグループワークについて,コノプカ(Konopka, G.)が提唱したものとして,正しいものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第26回精神保健福祉士国家試験(令和5年度)」専門科目 問題25(精神保健福祉相談援助の基盤)

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 5

コノプカは、ソーシャルグループワークの「14の原則」を示した人物です。グループの中の一人ひとりの違いを認めること、メンバーの参加を促すこと、プログラム活動を工夫することなど、グループワークを実践する上での原則をまとめました。

社会的諸目標モデルや相互作用モデルはグループワークのモデルの名前ですが、コノプカが提唱したものではありません。社会的学習理論は心理学の理論、課題グループはグループの種類を表す言葉です。

なぜ正解か

正解は 5。コノプカ(Konopka, G.)は、ソーシャルグループワークを「意図的なグループ経験を通じて、個人の社会的に機能する力を高め、個人・集団・地域社会の問題に効果的に対処できるよう援助するもの」と捉え、実践における14の原則を示した。個別化(グループ内の個人とグループそのものの個別化)、受容、参加の促進、葛藤解決の経験、制限の活用、プログラムの活用、継続的評価などが含まれる。

ほかの選択肢

  • 1:社会的諸目標モデルは、民主的な社会参加や社会変革を目指すグループワークの伝統的なモデル。コノプカの提唱ではない。
  • 2:社会的学習理論は、他者の行動を観察して学ぶ(モデリング)ことを重視する心理学の理論(バンデューラ)。
  • 3:相互作用モデルは、シュワルツ(Schwartz, W.)が示した、個人と社会の相互援助関係を重視するモデル。
  • 4:課題グループは、会議・委員会など課題の達成を目的とするグループの種類で、特定の人物の提唱ではない。

正解の位置づけ

正解は 5。コノプカは、ソーシャルグループワークを「意図的なグループ経験」を通じて個人の社会的機能を高める方法と位置づけ、実践の拠り所として14の原則を示した。代表的なものとして、①グループ内での個人の個別化、②グループそのものの個別化、③個人の受容、④ワーカーとメンバーの援助関係の確立、⑤メンバー間の協力関係の促進、⑥グループ過程の必要に応じた修正、⑦メンバーの能力に応じた参加の促進、⑧問題解決過程へのメンバー自身の取り組みの援助、⑨葛藤解決の経験、⑩新しい経験の機会、⑪制限の活用、⑫プログラム活動の意図的活用、⑬継続的評価、⑭ワーカー自身の温かさと自己の活用、などがまとめられる(整理のしかたは文献により多少異なる)。

誤りの肢の論点

  • 1:グループワークのモデルは、パペル(Papell, C.)とロスマン(Rothman, B.)によって、社会的諸目標モデル・治療モデル(予防的・リハビリテーション的モデル)・相互作用モデルの3つに整理された。社会的諸目標モデルは、民主主義の担い手を育て社会的意識を高めることを目標とする。
  • 2:社会的学習理論はバンデューラの理論で、観察学習(モデリング)や自己効力感の概念で知られる。SST(社会生活技能訓練)の理論的背景として精神保健福祉の領域でもよく出る。
  • 3:相互作用モデルはシュワルツが提唱し、ワーカーは個人と社会(グループ)との間を「媒介」する役割を担うとされる。
  • 4:課題グループ(タスクグループ)は、治療グループ(成長・教育・社会化・支持など)と対比されるグループの分類で、委員会・チーム会議など組織の目的達成を目指す。

関連論点

  • グループワークの展開過程:準備期 → 開始期 → 作業期 → 終結期(シュワルツの区分が試験の定番)。準備期の「波長合わせ」もよく出る。
  • トレッカー(Trecker, H.):グループワークの定義や原則を示した人物として、コノプカと並んで出題される。
  • 精神保健福祉の現場では、デイケア、家族教室、心理教育、セルフヘルプグループの支援など、グループの力を活用する場面が多い。コノプカの原則のうち「制限の活用」と「プログラム活動の活用」は、デイケア運営の事例問題で問われやすい。
この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第26回精神保健福祉士国家試験(令和5年度)」専門科目 問題25(精神保健福祉相談援助の基盤)。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第26回精神保健福祉士国家試験(令和5年度)」専門科目 問題25(精神保健福祉相談援助の基盤)です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ。原文にふりがなが付いている語は、ふりがなも付けています)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。精神保健福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

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