精神保健福祉士

精神保健福祉士 第26回 問題44|精神保健福祉の理論と相談援助の展開

問題

精神保健福祉士 | 第26回(令和5年度) | 令和6年2月3日(土)・4日(日)実施・精神保健福祉の理論と相談援助の展開

次の記述のうち,生活場面面接の特徴として,適切なものを2 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第26回精神保健福祉士国家試験(令和5年度)」専門科目 問題44(精神保健福祉の理論と相談援助の展開)

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 3・4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 3 と 4

生活場面面接は、面接室の中だけでなく、本人が実際に暮らしている場所や、食事や散歩などの日常の場面で行う面接です。堅苦しくない雰囲気の中で、本人がリラックスして話しやすいという特徴があります(選択肢3)。自宅、入所施設の自室、入院中の病室など、生活の場で行うこともあります(選択肢4)。

匿名性を保って行う、認知を改善して行動を変える、実際に再現してみる、という説明は、それぞれ別の方法の特徴です。

なぜ正解か

正解は 3 と 4。生活場面面接(life space interview)は、面接室のような構造化された場面ではなく、日常生活の場面(食事、散歩、作業の合間、居室など)で、生活の出来事に即して行う面接である。

  • 3:日常の中で行うため、クライエントが比較的リラックスした状態で話せる。
  • 4:自宅、入所施設の自室、入院中の病室など、生活の場で行う場合がある。

ほかの選択肢

  • 1:プライバシーへの配慮は必要だが、匿名性を保つ面接は、相談の電話など別の形式の特徴である。生活場面面接は、相手の生活の場に出向くため、匿名性は保てない。
  • 2:認知を改善し、行動を変容させるのは、認知行動療法の特徴である。
  • 5:生活困難な課題を取り上げて実際に再現してみるのは、ロールプレイを用いるSST(社会生活技能訓練)などの特徴である。

ポイント

生活場面面接=「生活の場で、日常の流れの中で、リラックスして話せる」面接。

生活場面面接の特徴

正解は 3 と 4。生活場面面接は、面接室など設定された場所ではなく、利用者の生活の場面そのものを利用して行う面接技法である。たとえば、病棟の食堂で食事をしながら、デイケアで一緒に作業をしながら、居室や自宅を訪問したときになど、日常のやりとりの中で、そのとき生じた出来事や気持ちを取り上げる。次の特徴が重要である。

  • 場面の自然さ:設定された面接ではないため、クライエントが緊張しにくく、比較的リラックスした状態で本音を話しやすい(肢3)。
  • 場所:自宅、入所施設の自室、入院中の病室など、生活の場で行うことがある(肢4)。
  • タイミング:生活のなかで起きた出来事に、その場で関わるため、時機を逃さずに支援できる。
  • 構造化の程度:面接室での面接より、時間や場所の枠が柔軟である。そのぶん、面接の目的や、秘密を守る配慮(周囲の人に聞かれない工夫)を、支援者が意識しておく必要がある。

誤りの肢の論点

  • 肢1:「匿名性を保ちながら行う」は、生活場面面接の特徴ではない。支援者と利用者は、お互いに顔の見える関係で、生活の場を共有している。プライバシーへの配慮は必要だが、匿名性を保つ面接は、たとえば電話相談のような、顔を合わせない相談の特徴である。
  • 肢2:「認知を改善し、行動を変容させる」は、認知行動療法の説明である。生活場面面接は、特定の理論にもとづいて認知を変えることを目的とする方法ではなく、生活の場での関わりを通じて、気持ちの整理や問題の理解を助ける方法である。
  • 肢5:「生活困難課題を取り上げて、実際に再現してみる」は、ロールプレイを使うSSTなどの特徴。生活場面面接は、実際の生活の中で起きたことそのものを扱うため、再現(模擬場面)を使う方法とは異なる。

関連して出る論点

  • 面接の種類の比較:構造化面接・半構造化面接・非構造化面接、インテーク面接、アセスメント面接、電話相談、訪問面接、生活場面面接などを、「場所」「枠の強さ」「目的」で比べる。
  • アウトリーチ(訪問支援):訪問では、相手の生活の場で面接するため、生活場面面接の考え方が活きる。一方、相手の生活空間に入ることへの配慮(同意、時間帯、プライバシー)も同時に問われる。
  • 面接技法:傾聴、共感、繰り返し、要約、開かれた質問・閉じられた質問などの基本技法は、どの面接でも土台になる。

学習のコツ

面接の種類の問題は、「どこで」「どんな雰囲気で」「何を使うか」の3点に注目する。生活場面面接なら、生活の場で、日常的で、特別な道具(ロールプレイなど)を使わない。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第26回精神保健福祉士国家試験(令和5年度)」専門科目 問題44(精神保健福祉の理論と相談援助の展開)。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第26回精神保健福祉士国家試験(令和5年度)」専門科目 問題44(精神保健福祉の理論と相談援助の展開)です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ。原文にふりがなが付いている語は、ふりがなも付けています)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。精神保健福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

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