社会福祉士

社会福祉士 第36回 問題103相談援助の理論と方法

問題

社会福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年2月4日(日)実施・相談援助の理論と方法

ソーシャルワークのプランニングにおける,目標の設定とクライエントの意欲に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題103

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 3 です。

プランニングでは、クライエントといっしょに目標をつくります。意欲が高まるのは、次のような目標です。

  • 自分が何をすればよいか具体的にわかる
  • 自分でもできそうだと思える(段階的な目標)
  • 自分の関心や、望む生活とつながっている

そのため、「具体的に何をすべきかがわかる目標」で意欲が高まるとする3が適切です。

ワーカーが独自に高い目標を決めたり、望む生活とかけ離れた目標をおいたりすると、意欲は下がりやすくなります。

正解は 3 です。

プランニングの目標は、クライエントが主体的に取り組めるものであることが大切です。一般に、目標は具体的で達成の道筋が見え、クライエントの望む生活につながっていると意欲が高まります。

各選択肢の検討

  • 1 × ワーカーが独自の判断で高い目標を設定するのは、クライエント主体に反し、達成が難しいと意欲を下げやすい。
  • 2 × 自分でもできそうだと思える目標を段階的に設定すると、成功体験が積み重なって意欲は高まる。低下するとは言えない。
  • 3 ○ 具体的に何をすべきかがわかる目標は、行動に移しやすく、意欲が高まる。
  • 4 × クライエントにとって興味がある目標は、意欲が高まりやすい。
  • 5 × 最終的に実現したい生活像とつながりのない目標では、取り組む意味を実感しにくく、意欲は高まらない。

目標づくりで大切なのは、ワーカーが決めるのではなく、クライエントと一緒に決めることです。本人が納得している目標ほど、取り組む意欲が続きます。

正解は 3 です。

■ 目標設定の原則

プランニングは、アセスメントで把握したニーズをもとに、支援の目標と方法を決める段階である。目標は、クライエントと共に設定するのが原則で、次のような条件を満たすと機能しやすい。

  • 具体的:何をどうするかが誰にでもわかる行動目標になっている。
  • 測定・評価ができる:達成の程度を後で確認できる。
  • 達成可能:本人の力と利用できる資源で届く。小さな目標を段階的に積み重ねる。
  • 本人にとって意味がある:本人の関心や望む生活像と結びついている。
  • 期限がある:短期目標・中期目標・長期目標に分け、いつまでに何をするかを置く。

■ 意欲との関係

心理学の知見では、「できそうだ」という感覚(自己効力感)は、小さな成功体験によって高まる。また、目標が具体的で、取り組む手順が明確なほど、行動に移しやすい。逆に、抽象的な目標や、押しつけられた目標は、行動にならず意欲を下げる。

■ 誤りの肢の論点

  • 肢1:ワーカーの独自判断は自己決定の尊重に反する。高すぎる目標は挫折を招く。
  • 肢2:段階的な目標設定は、スモールステップとして有効。
  • 肢4:本人の興味・関心は、意欲の源泉。「強み」や「好きなこと」を活かす視点はストレングスの考え方でもある。
  • 肢5:目標は、最終的な生活像(長期目標)につながる短期目標として組み立てる。切り離すと、取り組む理由が見えなくなる。

■ 関連論点

  • ニーズとデマンドの区別:本人の要望そのものではなく、ニーズ(必要)を見極めて目標に落とし込む。
  • 支援計画は、本人の同意を得て作成し、定期的にモニタリングして見直す。
  • 長期目標が大きい場合は、短期目標をつないで段階を示す。

■ 出題の見分け方

この問題のように、「〜すると意欲が高まる/低下する」という断定の肢では、クライエント主体、具体性、達成可能性、生活像とのつながりという原則に合うかどうかで判断する。原則に沿う内容が「低下する」とされていたら、誤りと見てよい。

■ 目標の種類

長期目標は、実現したい生活像。短期目標は、長期目標に向かう具体的な一歩。両者は連続しており、短期目標の達成が長期目標への動機づけになる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題103。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」の問題103です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。