社会福祉士

社会福祉士 第36回 問題109相談援助の理論と方法

問題

社会福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年2月4日(日)実施・相談援助の理論と方法

グループワークに関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題109

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 1 です。

グループワークでは、グループは時間とともに、準備期→開始期→作業期→終結期のように段階的に発達します。その過程は、メンバー同士の関係が変わることで左右されます。

ほかの選択肢は誤りです。波長合わせは、ワーカーがメンバーの気持ちや状況に事前に思いを寄せること。葛藤は表面化を恐れず取り扱い、プログラムは個々のメンバーの違いも大切にし、終結期には感情の分かち合いを大切にします。

グループの発達は、メンバー同士の関係の変化とともに進みます。

正解は 1 です。

グループワークは、小集団の力動(グループダイナミクス)を活用して、メンバーの成長と問題解決を支援する方法です。

各選択肢の検討

  • 1 ○ グループの発達過程は、メンバー間の関係の変化(親しさ・対立・協力など)の影響を受ける。
  • 2 × 波長合わせは、ワーカーがメンバーの感情や状況を、事前に感じ取り、理解して心の準備をすること。メンバー間の接触を通した相互作用の説明ではない。
  • 3 × 暗黙の葛藤は、表面化を避けるのではなく、必要に応じて扱い、グループの成長の機会にする。
  • 4 × プログラム活動は、メンバーの個別性を尊重し、全員に同じ動きを強いることを優先しない。
  • 5 × 終結期には、感情の表出や分かち合いを促し、グループ体験の意味づけと別れの感情を整理する。

グループワークの基本は、メンバー同士の相互作用を活かすことです。ワーカーが一方的に指導するのではなく、メンバーの力が発揮されるよう支えます。

正解は 1 です。

■ グループの発達段階

グループワークの展開は、一般に、準備期(波長合わせ・契約)→開始期→作業期(問題解決期)→終結期(移行期)に整理される。グループの発達は、メンバー間の関係の変化が中心で、サブグループの形成、役割の分化、規範や凝集性の形成、葛藤・対立と調整といった力動が進行する。ガーランドらの段階モデルでは、親密になる前の段階、力と統制をめぐる葛藤の段階、親密化、分化、分離といった過程が示される。

■ 各段階の主な課題

  • 準備期:メンバーの事前の情報収集と、波長合わせ。ワーカーが、メンバーの置かれた状況や感情を事前に想像して準備する。
  • 開始期:自己紹介、目的の確認、不安の軽減、信頼関係の形成。
  • 作業期:プログラム活動、相互援助システムの活用、役割分担、葛藤の取り扱い。
  • 終結期:成果の振り返り、感情の分かち合い、別れの感情の処理、今後の生活への橋渡し。

■ 誤りの肢の論点

  • 肢2:メンバー間の親しい接触と相互の影響の説明は、相互作用や相互援助システムに近い。波長合わせはワーカー側の準備作業。
  • 肢3:メンバー間の葛藤は、グループの発達における自然な現象。回避せず、肯定的に活用する。ワーカーは、必要に応じて介入し、メンバー自身が解決に向かえるよう支える。
  • 肢4:プログラム活動は、目的を実現するための手段であり、メンバーの能力・関心・ニーズに合わせて工夫する。画一性を優先しない。
  • 肢5:終結期に感情の分かち合いを避けると、グループ体験が整理されないまま終わり、次の生活への移行がうまくいかない。

■ 関連論点

  • グループワークの原則(コノプカ):個別化、受容、参加の原則など。
  • 相互援助システム(シュワルツ):メンバーが互いに援助者となる。ワーカーは、メンバーとグループの媒介者として機能する。
  • 凝集性・グループ規範・サブグループなどの概念も合わせて整理する。

■ ワーカーの役割

グループの発達段階に応じて、ワーカーの関わり方も変わる。開始期は、安心できる雰囲気づくりと目的の共有。作業期は、相互援助の促進と葛藤への対応。終結期は、成果の確認と別れの感情の整理。

■ プログラム活動の意味

プログラム活動は、グループの目的に沿い、メンバーの関心・能力を考慮して計画する。活動を通して、メンバー同士の交流が生まれ、個々の成長が促される。活動の内容や進め方は、グループの状況に応じて柔軟に変更する。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題109。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」の問題109です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

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