社会福祉士

社会福祉士 第36回 問題118相談援助の理論と方法

問題

社会福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年2月4日(日)実施・相談援助の理論と方法

ソーシャルワークの面接技術に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題118

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 2 です。

面接の技術には、それぞれ目的があります。「言い換え」は、クライエントの話した内容や感情を、別の言葉で表現して返す技法です。クライエントは、自分の話を整理でき、新しい気づきを得られます。

他の選択肢は、技法の説明が入れ替わっています。

  • 明確化:あいまいな点をはっきりさせる
  • 閉じられた質問:「はい・いいえ」で答えられる質問
  • 要約:話の要点をまとめる
  • 直面化:矛盾に気づいてもらう

正解は 2 です。

面接の技法は、その目的と使いどころを正確に理解しておく必要があります。

各選択肢の検討

  • 1 × 明確化は、あいまいな部分や混乱している点をはっきりさせること。クライエントに特別な行動を伝える技法ではない。
  • 2 ○ 言い換えは、クライエントの話す内容や感情を別の言葉で表現し、気づきを促す。
  • 3 × 閉じられた質問(クローズドクエスチョン)は、はい・いいえや短い言葉で答えられる質問。自由に話すのを促すのは、開かれた質問。
  • 4 × 要約は、話の要点をまとめて伝え、確認し、整理するための技法。自己開示を促して情報収集する技法ではない。
  • 5 × 問題への直面化は、クライエントが避けている問題や矛盾に気づいてもらう技法。信頼関係を構築するための技法ではなく、関係がある程度できてから使う。

面接技法は、名前と目的を1対1で覚えておくことが大切です。言い換え(別の言葉で)と繰り返し(同じ言葉で)の違いも押さえておきましょう。

正解は 2 です。

■ 主な面接技法

  • 開かれた質問:「どのように感じましたか」のように、自由に答えられる。話を広げ、クライエントの視点を知る。
  • 閉じられた質問:「はい」「いいえ」や短い答えで済む。事実の確認、情報の絞り込みに向く。多用すると尋問的になる。
  • 繰り返し(反復):クライエントの言葉をそのまま返して、聴いていることを示す。
  • 言い換え(パラフレーズ):話の内容や感情を、別の言葉で言い直して返す。クライエントが自分の話を客観的に見直す手がかりとなり、気づきを促す。
  • 感情の反映:言葉の背後の感情を言葉にして返す。
  • 明確化:あいまいな表現、混乱している内容をはっきりさせる。「それは〜ということですか」と確かめる。
  • 要約:長い話の要点をまとめ、確認する。面接の区切りで使い、整理や次の展開に活かす。
  • 直面化:クライエントの言動の矛盾、否認している問題に向き合ってもらう。信頼関係が前提で、攻撃的にならないよう配慮する。
  • 沈黙:クライエントが考える時間を尊重する。

■ 誤りの肢の論点

  • 肢1:明確化は「理解の確認と焦点化」であり、指示や助言ではない。
  • 肢3:閉じられた質問と開かれた質問の取り違え。
  • 肢4:要約は話を「まとめる」技法。さらに情報収集を促す質問は、開かれた質問などで行う。
  • 肢5:直面化は、信頼関係の構築より後、関係ができたうえで使う。関係が不十分なまま行うと、関係を壊しかねない。

■ 関連論点

  • 面接の前提として、バイステックの7原則、傾聴、共感的理解、ラポールの形成がある。
  • 面接の技法は、場面に応じて組み合わせて使う。技法そのものが目的ではなく、クライエントの理解と自己決定の支援が目的。
  • 言い換えと繰り返し、言い換えと要約は、混同しやすい。「別の言葉」か「同じ言葉」か、「一部」か「全体」かで区別する。

■ 出題の見分け方

技法の問題は、選択肢の技法名と目的がずらされている。「その技法は何をする技法か」を自分の言葉で言えるようにしておく。ほかに、感情の反映、支持、保証、助言、沈黙の活用なども整理しておくと、選択肢の判断が早くなる。

■ 使い方の注意

技法は、クライエントの状況や関係の深さに応じて使う。技法の連発や、一方的な使用は、面接を不自然にしてしまう。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題118。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」の問題118です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

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