社会福祉士

社会福祉士 第36回 問題111相談援助の理論と方法

問題

社会福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年2月4日(日)実施・相談援助の理論と方法

記録の方式の一つにSOAP方式がある。その内容に関して,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題111

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 5 です。

SOAP方式は、記録を4つに分けて書く方法です。

  • S:主観的情報(本人が語ったこと)
  • O:客観的情報(観察したこと・測定したこと)
  • A:アセスメント(S・Oをもとにした判断・分析)
  • P:プラン(今後の計画)

SOAP記録は、問題と援助者の考え方が明確になる「問題志向型記録」の一つです。

1〜4は、S・O・A・Pの意味が入れ替わったり、ずれたりしているので誤りです。

正解は 5 です。

SOAP方式は、問題志向型記録(POR)の中で、経過記録を書くときの形式です。

各選択肢の検討

  • 1 × Sは主観的情報(Subjective data)。本人や家族の語った内容。観察した内容は、客観的情報のO。
  • 2 × Oは客観的情報(Objective data)。観察・測定・検査の結果など。語った内容はS。
  • 3 × Aはアセスメント(Assessment)で、S・Oをもとにした分析・判断。支援計画はP。
  • 4 × Pはプラン(Plan)で、今後の方針や計画。プロセスではない。判断を書くのはA。
  • 5 ○ SOAP記録は、問題と援助者の思考が明確になる問題志向型記録の一つ。

SOAPは、頭文字を覚えるだけでなく、「情報(S・O)→評価(A)→計画(P)」という流れで整理すると、取り違えを防げます。

SOAPの4項目は、S(語り)・O(観察)・A(判断)・P(計画)の順に並びます。語りと観察の入れ替え、判断と計画の入れ替えが、選択肢の定番の誤りです。

正解は 5 です。

■ 問題志向型システム(POS)と記録

問題志向型システム(Problem Oriented System)は、医師ウィードが提唱した、問題に焦点を当てて診療・援助を進める方式。記録は、問題志向型記録(POR)として、基礎データ、問題リスト、初期計画、経過記録(SOAP)、要約で構成される。ソーシャルワークや介護、看護の場面でも使われる。

■ SOAPの内容

  • S(Subjective):主観的情報。クライエントの訴え、語った内容、感情。
  • O(Objective):客観的情報。観察できる事実、行動、測定値、検査結果。
  • A(Assessment):S・Oをもとにした評価・分析・判断。ワーカーの専門的な見立て。
  • P(Plan):今後の計画。実施する支援や、次回までの課題。

記録の流れが「情報→評価→計画」と論理的につながるため、援助者の思考過程が見える。

■ 誤りの肢の論点

  • 肢1・2:SとOの定義の入れ替え。語りは主観、観察は客観という対応を押さえる。
  • 肢3:Aは「分析・判断」で、「支援計画」はP。さらに「他機関や他専門職からの情報」は判断の材料(情報の側)であり、Aに書くのはそれらを踏まえたワーカー自身の見立てである。
  • 肢4:Pを「プロセス」とするのは誤り。Planである。

■ 関連する記録の様式

  • 叙述体:事実を時系列に叙述。要約体、説明体(解釈を加える)に分かれる。
  • 逐語体:会話をそのまま記録。教育・研修に使う。
  • 過程記録、プロセスレコード:援助過程を詳細に記し、振り返りに使う。
  • 項目式、チェックリスト式:項目に沿って簡潔に記録する。
  • フォーカスチャーティング、経過記録の「DAR」:看護で使われる別様式。

記録は、サービスの質の確保、チーム内の情報共有、責任の明確化、スーパービジョン、情報開示の根拠として重要。

■ SOAPを書くときの注意

  • Sには本人の言葉をできるだけそのまま書き、ワーカーの解釈を混ぜない。
  • Aには、S・Oのどの情報からそう判断したのかが読み手に分かるように書く。根拠を示さない断定は避ける。
  • Pは、誰が・いつまでに・何をするかが分かる形にする。次の記録では、その結果を新たなS・Oとして書き、Aで評価し直す。こうして記録が循環し、支援の振り返りとスーパービジョンに使える。
この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題111。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」の問題111です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。