社会福祉士

社会福祉士 第36回 問題105相談援助の理論と方法

問題

社会福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年2月4日(日)実施・相談援助の理論と方法

ソーシャルワークの過程におけるアフターケアに関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題105

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 4 です。

アフターケアは、支援を終えた後に行うフォローです。支援が終わったからといってそのままにせず、問題が再び起きていないか、新しい問題が出ていないかを確かめます。

だから、問題の新たな発生や再発を確認する4が正解です。

1は支援者側の事情、2は支援の最初(インテーク)、3はアセスメント、5は評価の段階の説明で、いずれもアフターケアの目的ではありません。

覚え方は、終結の後が「アフターケア」、というところです。

正解は 4 です。

アフターケアは、終結後に、クライエントの生活が安定して続いているか、問題の再発や新たな問題がないかを確認する支援です。必要なときは再び支援につなげます。

各選択肢の検討

  • 1 × アフターケアは、クライエントの状況の変化に応じて行うもの。ワーカーや支援チーム側の状況の変化は、きっかけではない。
  • 2 × 信頼関係(ラポール)の形成は、支援の初期(インテーク・アセスメントの段階)の目的。
  • 3 × アセスメントの精度を高めるのは、アセスメント段階の目的。
  • 4 ○ 問題の新たな発生や再発が起きていないか確認する。
  • 5 × 支援計画が十分に実施されたかを確認するのは、評価の段階。

時点の違いも押さえましょう。モニタリングは実施中、評価は一区切りの時点、アフターケアは終結後に行うものです。

アフターケアは終結後の支援なので、「支援の途中」で行う確認(モニタリング)や「支援の成果の判定」(評価)とは区別して覚えましょう。連絡の方法は、電話や訪問など、本人の負担にならない形を選びます。

正解は 4 です。

■ ソーシャルワーク過程とアフターケア

過程は、ケースの発見・インテーク(受理面接)→アセスメント(事前評価)→プランニング→介入(実施)→モニタリング→評価(事後評価)→終結→アフターケア(フォローアップ)と整理される。終結は、目標が達成されたこと、またはほかの機関に引き継ぐことなどで支援関係を終える段階であり、アフターケアは、その後の生活を見守る段階である。

■ アフターケアの目的

  • 再発防止:終結後も、問題が再発していないか、状態が悪化していないかを確認する。
  • 新たな課題の早期発見:生活環境の変化などで新しい問題が生じていないかを把握する。
  • 安心感の提供:支援を終えても、困ったら相談できる関係が続いていることを示す。
  • 必要なら再介入:問題が再び起きたら、支援を再開する。

方法は、電話や訪問、関係機関からの情報提供などがある。クライエントが依存的にならないよう、自立を妨げない配慮が必要。

■ 誤りの肢の論点

  • 肢1:アフターケアの要否や頻度は、クライエントの状況に応じて決める。
  • 肢2:ラポール形成はインテーク時から意識的に行うもの。終結後の目的ではない。
  • 肢3:アセスメントは、問題や状況を理解し、計画の基礎にするための作業。
  • 肢5:計画がどの程度実施され、目標が達成されたかを判断するのが評価。評価の結果を受けて終結かどうかを決める。

■ 関連論点

  • モニタリングは支援の実施中、評価は一区切りの時点、アフターケアは終結後、と時点で区別するとよい。
  • 児童福祉分野では、施設を退所した子どもへの継続的な支援をアフターケアと呼ぶ。同じ語でも、使われる文脈(場面)に注意する。

■ 出題の見分け方

過程の各段階の目的を問う問題では、選択肢が別の段階の目的にすり替えられている。「信頼関係の形成=初期」「精度を高める=アセスメント」「実施の確認=評価」「再発の確認=アフターケア」と、段階と目的を対応させて覚えておくと確実。

■ 配慮点

アフターケアでは、クライエントが見張られているという印象をもたないよう、同意を得て、負担にならない方法・頻度で行う。依存を生まない配慮も必要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題105。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」の問題105です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。