社会福祉士

社会福祉士 第36回 問題13心理学理論と心理的支援

問題

社会福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年2月4日(日)実施・心理学理論と心理的支援

次のうち,小学校就学前の5 歳児を対象とできる心理検査として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題13

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 2 です。

田中ビネー知能検査Vは、2歳から成人まで幅広い年齢に使える知能検査で、小学校就学前の5歳児にも実施できます。他の選択肢は、文章を読んで答える性格検査や、成人向けの知能検査で、5歳児には向きません。

たとえるなら、年齢に合わせて課題の難しさを変えられる「ものさし」です。

覚え方:幼児の発達・知能=田中ビネー、新版K式、WPPSI。成人の知能=WAIS。性格検査(YG・MMPI・SCT)は読み書きや内省が必要。

正解は 2 です。

心理検査は、対象年齢と目的(知能・発達・性格・精神症状など)を確認して選びます。

  • 1 誤り。矢田部ギルフォード(YG)性格検査は、質問項目を読んで自分の性格を答える質問紙法の検査で、幼児には実施できません。
  • 2 正しい。田中ビネー知能検査Vは、2歳から成人までを対象とした知能検査で、5歳児にも使えます。
  • 3 誤り。ミネソタ多面人格目録(MMPI)は、成人向けの質問紙法の人格検査で、幼児は対象外です。
  • 4 誤り。文章完成法テスト(SCT)は、文章の書き出しの続きを自分で書く投影法で、文字の読み書きが必要なため、5歳児には向きません。
  • 5 誤り。WAIS-IVは、成人(16歳以上)を対象にした知能検査です。幼児向けにはWPPSIなどを用います。

心理検査は、目的(知能・発達・性格)、対象年齢、方法(質問紙・投影法・個別検査)の3点で選びます。幼児では、言語に頼らない課題や行動観察を含む知能・発達検査を用います。

心理検査の分類

心理検査は、測る対象と方法で整理します。

  • 知能検査:ビネー式(田中ビネー知能検査V、スタンフォード・ビネー)は、精神年齢・知能指数(IQ)の考え方に基づき、年齢ごとの課題で構成されます。ウェクスラー式(WPPSI=幼児用、WISC=児童用、WAIS=成人用)は、全般的な知能と、言語理解・知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度などの指標を示す診断的な検査です。
  • 発達検査:新版K式発達検査、遠城寺式乳幼児分析的発達検査など。乳幼児の発達の状態を把握します。
  • 性格検査:質問紙法(YG性格検査、MMPI、エゴグラムなど)、投影法(ロールシャッハ・テスト、TAT、SCT、バウムテストなど)、作業検査法(内田クレペリン精神検査)。

誤りの肢の論点

1のYG性格検査は、12の性格特性尺度で性格の特徴を捉える質問紙法で、読解力と内省が必要です。3のMMPIは、精神病理的傾向を多面的に評価する質問紙で、項目数が多く、成人(思春期以降)を対象とします。4のSCTは、「私の母は…」のように提示された刺激文に続きを書く投影法で、書字能力を前提とします。5のWAIS-Ⅳは、検査の対象年齢が成人に限られます。幼児期の知能は、WPPSIや田中ビネー知能検査Vで測ります。

使い分けの視点

知的発達の遅れの有無や程度を調べる場合、年齢が低いほど、言語能力に頼らず、行動観察や遊びの課題を取り入れた検査が適します。田中ビネー知能検査Vは、2〜13歳では精神年齢と知能指数(IQ)を算出し、14歳以上では偏差知能指数(DIQ)を用いるなど、年齢段階で結果の表し方が変わる点が特徴です。ウェクスラー式は、強い領域・弱い領域を示し、支援計画のための特性把握に向きます。

支援場面との関連

療育手帳の判定には、知能検査や発達検査の結果が参考にされますが、手帳の等級・判定基準の細部は自治体で定められています。検査は点数を出すことが目的でなく、本人の得意・不得意を理解し、環境調整や支援に生かすために用います。実施は心理の専門職が担い、結果の説明は本人や家族の状況に配慮して行います。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題13。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」の問題13です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

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