社会福祉士

社会福祉士 第36回 問題3人体の構造と機能及び疾病

問題

社会福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年2月4日(日)実施・人体の構造と機能及び疾病

次のうち,身体障害者手帳の交付対象となる内部障害として,正しいものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題3

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 4 です。

身体障害者手帳の対象になる「内部障害」は、心臓・腎臓・呼吸器・ぼうこう又は直腸・小腸・ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫・肝臓の機能の障害です。体の内側の臓器の働きに関する障害をまとめた呼び方で、選択肢のうち4のヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害だけが内部障害です。

たとえるなら、見た目ではなく「体の中の臓器の機能」が低下した場合の区分です。

覚え方:外から見える部位(目・口・耳・手足・体幹)は内部ではなく、臓器の働き(心・腎・呼・ぼ直・小・免疫・肝)が内部。

正解は 4 です。

身体障害者福祉法の別表は、身体障害者手帳の対象となる障害を、視覚障害、聴覚又は平衡機能の障害、音声機能・言語機能又はそしゃく機能の障害、肢体不自由、そして内部障害(心臓、じん臓、呼吸器、ぼうこう又は直腸、小腸、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫、肝臓の各機能の障害)に分けています。

  • 1 誤り。視覚障害は、内部障害ではなく独立した区分です。
  • 2 誤り。そしゃく機能障害は、音声機能・言語機能又はそしゃく機能の障害の区分に入ります。
  • 3 誤り。平衡機能障害は、聴覚又は平衡機能の障害の区分です。
  • 4 正しい。ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害は、内部障害に含まれます。
  • 5 誤り。体幹機能障害は、肢体不自由の区分に入ります。

内部障害のうち、法別表に明記されるのは心臓・じん臓・呼吸器で、そのほかは政令で定められています。

内部障害は見た目で分かりにくく、周囲の理解が得られにくい点が支援上の課題です。手帳の対象かどうかは、障害の種類(どの区分か)と程度(等級)の両方で決まります。

制度の位置づけ

身体障害者手帳は、身体障害者福祉法第4条に定める身体障害者(別表に掲げる身体上の障害がある18歳以上の者)に対し、都道府県知事(政令指定都市・中核市では市長)が交付します。別表は、一視覚障害、二聴覚又は平衡機能の障害、三音声機能・言語機能又はそしゃく機能の障害、四肢体不自由、五心臓・じん臓・呼吸器の機能の障害その他政令で定める障害、という構成です。この「政令で定める障害」を、身体障害者福祉法施行令が、ぼうこう又は直腸、小腸、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫、肝臓の各機能の障害として定めています。法の本体には明記されず、政令で追加された点が重要です。

障害の種類の整理

外部障害(見た目で分かりやすい)と内部障害という便宜的な呼び分けがあり、実務や試験では次のように分けます。

  • 視覚障害
  • 聴覚障害・平衡機能障害
  • 音声機能障害・言語機能障害・そしゃく機能障害
  • 肢体不自由(上肢・下肢・体幹の機能障害など)
  • 内部障害(心臓・腎臓・呼吸器・ぼうこう又は直腸・小腸・HIV免疫・肝臓)

誤りの肢の論点

2のそしゃく機能は「口の機能」であり、音声・言語機能と同じ区分に入ります。3の平衡機能は、聴覚と同じ内耳の機能に関わるため聴覚とまとめられています。5の体幹は、上肢・下肢とともに肢体不自由の一部で、姿勢の保持や立位の維持に関する機能です。見た目に分かりにくい障害でも、体幹機能障害のように外部障害として分類されるものがあり、「分かりにくい=内部」ではない点に注意します。

関連する論点

内部障害の対象は、法本体ではなく政令で定められる部分があるため、制度改正に伴って対象の範囲が変わってきました。出題では「現行の区分に含まれるか」が問われるので、7つの臓器の機能障害を名称ごと覚えます。手帳の等級は障害の種類ごとに基準が定められており、同じ内部障害でも臓器によって扱いが異なります。診断名ではなく、日常生活が受ける制限の程度で判定される点も押さえておきます。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」の問題3です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。