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社会福祉士 第36回 問題6人体の構造と機能及び疾病

問題

社会福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年2月4日(日)実施・人体の構造と機能及び疾病

次のうち,精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5 )において,発達障害に当たる「神経発達症群/ 神経発達障害群」に分類されるものとして,正しいものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題6

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 5 です。

DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)では、発達障害にあたる病気を「神経発達症群(神経発達障害群)」としてまとめています。注意欠如・多動症(ADHD)は、自閉スペクトラム症、知的能力障害、学習症などと並ぶ、その代表です。

たとえるなら、図書館の棚の分類で、ADHDは「発達の特性」の棚に置かれている、というイメージです。

覚え方:神経発達症=ASD・ADHD・知的能力障害・学習症・コミュニケーション症・チック症など。

正解は 5 です。

DSM-5は精神疾患を多くの診断カテゴリーに分けており、「神経発達症群」には知的能力障害、コミュニケーション症、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、限局性学習症、運動症(チック症など)が入ります。

  • 1 誤り。神経性無食欲症は、「食行動障害および摂食障害群」に分類されます。
  • 2 誤り。統合失調症は、「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」に分類されます。
  • 3 誤り。パニック障害(パニック症)は、「不安症群」に分類されます。
  • 4 誤り。適応障害は、「心的外傷およびストレス因関連障害群」に分類されます。
  • 5 正しい。注意欠如・多動症(ADHD)は、不注意・多動性・衝動性を特徴とする神経発達症です。

カテゴリー名と代表疾患を対にして覚えておくと、類似の問題に対応できます。

DSM-5は診断名の分類のしくみで、福祉の法制度上の「発達障害」の定義(発達障害者支援法)とは別に定められています。同じ言葉でも、医学上の診断分類と法律上の範囲を区別しておきます。

DSM-5の分類の考え方

DSM-5(米国精神医学会)は、疾患を症状の特徴や発症の時期などをもとに複数の「診断カテゴリー」に整理しています。発達早期(通常は就学前〜学齢期)に症状が現れ、個人的・社会的・学業的・職業的機能に障害をもたらす一群が神経発達症群です。DSM-5の日本語版では、「障害」ではなく「症」を使う訳語(例:自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症)が採用されており、旧版の「〜障害」という訳語と併記して出題されることがあります。

神経発達症群の主な診断

  • 知的能力障害群(知的発達症)
  • コミュニケーション症群(言語症、社交(語用論的)コミュニケーション症など)
  • 自閉スペクトラム症
  • 注意欠如・多動症
  • 限局性学習症(読字・書字・算数の困難)
  • 運動症群(発達性協調運動症、チック症群など)

誤りの肢の論点

  • 1 神経性無食欲症:食行動の異常を中核とする「食行動障害および摂食障害群」。発症は思春期以降が多く、発達早期からの特性ではない。
  • 2 統合失調症:幻覚・妄想・解体した思考などの精神病症状を特徴とする「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」。
  • 3 パニック症:予期しないパニック発作を繰り返し、発作への予期不安を伴う「不安症群」。
  • 4 適応障害:特定のストレス因に対する反応として生じ、「心的外傷およびストレス因関連障害群」に属する。ストレス因が先にあることが診断の前提。

選択肢はいずれも精神科の重要な診断ですが、「発達早期から続く特性」という神経発達症の性格に当てはまりません。

法制度との関連

発達障害者支援法の対象(自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害など)はDSM-5の神経発達症群と重なりますが、法律上の定義は独自です。診断名と法制度上の対象範囲が一致しない場合がある点に注意しておきます。

DSM-5-TRとICD

DSM-5には本文を改訂したDSM-5-TRがあり、神経発達症群という大分類は維持されています。もう一つの代表的な診断分類が、世界保健機関(WHO)の国際疾病分類(ICD)です。DSMは米国精神医学会による精神疾患専用の分類、ICDは身体疾患も含む国際的な分類で、日本の公的統計や行政の診断書などはICDに準拠しています。試験では「DSMは米国精神医学会、ICDはWHO」という作成主体の違いが問われます。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」の問題6です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

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