社会福祉士

社会福祉士 第36回 問題89社会調査の基礎

問題

社会福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年2月4日(日)実施・社会調査の基礎

調査手法としての面接法に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題89

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 4 です。

面接調査では、相手が話した言葉だけでなく、表情・身振り・声の調子・間の取り方といった非言語の表現も大切な情報になります。言葉と表情がずれているとき、本音がそこにあらわれることもあるからです。

構造化面接は質問を決めておく形、非構造化面接は自由に語ってもらう形、半構造化面接はその中間です。グループ・インタビューでは、参加者同士のやり取りから生まれる語りを活かします。

正解は「非言語表現も重視する」の4です。

問題文の「最も適切なもの」は、面接法の基本の理解で選べます。

正解は 4 です。

面接法は、質問の決め方の度合いによって構造化面接・半構造化面接・非構造化面接に分けられます。どの型でも、言葉だけでなく非言語のメッセージ(表情、視線、身振り、声の調子、沈黙)も観察して記録・解釈の材料にします。

各選択肢の検討

  • 1 × 構造化面接は質問項目と順序を決めて全員に同じように尋ねる形で、自由に語ってもらうのは非構造化面接の特徴。
  • 2 × 非構造化面接は質問項目や順序をあらかじめ細かく決めず、対象者の語りに沿って進める。事前に10項目以上を順番どおり、というのは構造化面接に近い。
  • 3 × 半構造化面接は、大まかな質問項目(インタビューガイド)だけを用意し、状況に応じて質問を追加・変更する。時間の半分を詳細な質問紙で進めるものではない。
  • 4 ○ 非言語表現も重視する。
  • 5 × グループ・インタビューでは、対象者同士の会話を促し、相互作用から出てくる意見や語りを得ることが強みになる。

構造化の度合いで選ぶ場面が多いので、「質問項目と順序を決めるか」「語りを重視するか」の2軸で整理しておくと、選択肢の入れ替えに気づけます。

正解は 4 です。

■ 面接法の3類型

  • 構造化面接:質問内容・順序・言い回しまで標準化し、全員に同じ手順で行う。回答を比較・集計しやすく、面接者による差が出にくい。量的な分析に向く。一方、想定外の語りは拾いにくい。
  • 半構造化面接:主要な質問(インタビューガイド)を決めておくが、相手の答えに応じて掘り下げたり順序を入れ替えたりする。質的調査で最もよく使われる。
  • 非構造化面接:質問をほとんど決めず、対象者の語りに沿って進める。ライフストーリー法などで用いられ、語りの文脈を重視する。

■ 肢の掘り下げ

  • 肢1は、構造化と非構造化の特徴を取り違えさせる典型的な作り。「自由に語ってもらう」は非構造化。
  • 肢2は逆に、非構造化なのに質問の数と順序を固定しており、構造化面接の特徴を述べている。
  • 肢3の「半構造化」は、半分の時間だけ構造化という意味ではない。「質問の枠組みはあるが、枠の中で柔軟に動く」という意味での半構造である。
  • 肢5:グループ・インタビュー(フォーカス・グループ)は、参加者同士が互いの発言に刺激されて意見が広がることを利用する。調査者(司会者)は、特定の人の発言に偏らないよう配慮しつつ、会話を促す役割を担う。

■ 関連する論点

  • 面接では、傾聴・共感的態度、ラポールの形成、同意(インフォームド・コンセント)、録音の許可、守秘義務の説明が前提となる。
  • 非言語表現は、逐語録に表れないため、面接中のメモ(フィールドノーツ)で補うのが一般的。
  • 面接者が誘導的な質問をするとデータに偏りが出る。構造化面接ほど面接者の影響は小さく、非構造化ほど大きい。

■ 面接法の選び方

母集団の傾向を数量で把握したいときは構造化、仮説を探る・語りの意味を捉えたいときは半構造化や非構造化が向く。実際の調査では、最初は非構造化で全体像をつかみ、次に半構造化でガイドを作り、最後に質問紙で確認する、という段階的な組合せもよくとられる。

■ 倫理上の留意

面接では、調査の目的と方法、自由な参加と途中の撤回、個人が特定されない形での公表、データの管理について、事前に説明して同意を得る。社会福祉士の調査では、利用者との関係が調査協力の強制にならないような配慮も必要になる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」問題89。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
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出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回社会福祉士国家試験(令和5年度)」の問題89です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

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