社会福祉士

社会福祉士 第37回 問題110ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)

問題

社会福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年2月2日(日)実施・ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)

認定社会福祉士に関する次の記述のうち,正しいものを2 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」問題110

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

※この問題は2つ選ぶ形式です。2つとも選ぶと答え合わせになり、正答の全部を選んだときだけ正解として扱います。

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答え合わせ

正解は 2・3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 2 と 3

認定社会福祉士は、社会福祉士の上位に位置づけられる認定の仕組みです。地域共生社会の実現に向けた複雑な課題に対応するため、資格を取った後も研修などで学び続けることが前提になっています(選択肢2)。

また、この制度ではスーパービジョン(経験のある指導者から実践の振り返りや指導を受けること)が重要な柱で、指導する側(スーパーバイザー)も受ける側(スーパーバイジー)も、社会福祉士の倫理綱領と行動規範を守ることとされています(選択肢3)。

「所属機関の中だけで支援すればよい」「20年以上の経験が必要」「10年に一度の更新」は、いずれも制度の内容と合いません。

正解は 2 と 3

認定社会福祉士制度は、日本社会福祉士会などが参加する認定社会福祉士認証・認定機構が運営する民間の認定制度で、社会福祉士の実践力を高め、継続的に学ぶ仕組みとして作られました。

  • 1:誤り。認定社会福祉士には、所属機関の中での高度な支援だけでなく、地域や外部機関との対応窓口、他職種との連携を担うことも期待されています。「よりも」で連携を後回しにしている点が誤りです。
  • 2:正しい。地域共生社会の実現に必要な高度な知識・技術は、認定社会福祉士制度などを通じて継続して学ぶことが望まれるとされています。
  • 3:正しい。制度上のスーパービジョンでは、スーパーバイザーとスーパーバイジーの双方が社会福祉士の倫理綱領と行動規範を遵守することとされています。
  • 4:誤り。取得要件として求められる相談援助の実務経験は「20年以上」という長期間ではありません。所定の研修の受講やスーパービジョンの実績などを組み合わせて認定されます。
  • 5:誤り。認定には有効期間があり更新制ですが、「10年に一度」ではありません。

この問題は「連携を軽視する記述」と「年数の誇張」が誤りのパターンです。

正解は 2 と 3

制度の位置づけ

社会福祉士は社会福祉士及び介護福祉士法に基づく国家資格ですが、認定社会福祉士は法律上の資格ではなく民間の認定制度です。日本社会福祉士会を中心に、関係団体が参加する認定社会福祉士認証・認定機構が研修の認証と個人の認定を行います。上位には「認定上級社会福祉士」も置かれ、段階的にキャリアを積み上げる設計になっています。国家資格が「最低限の水準」を保証するのに対し、認定制度は「資格取得後の実践力の向上」を可視化する役割を持ちます。

各肢の論点を掘り下げる

  • 選択肢1:認定社会福祉士に期待される役割は、所属組織の中で高度な支援を行うことに加え、他職種との連携・調整、地域や外部機関との窓口、組織内での指導など、組織の内外をつなぐ働きです。地域共生社会や包括的支援体制の流れの中では、機関の外へ出ていく役割こそが重視されます。「連携よりも機関内の支援」と優先順位を逆にした点が誤りです。
  • 選択肢2:社会福祉士は資格取得後も自己研鑽を続けることが倫理綱領や行動規範でも求められています。認定社会福祉士制度は、その継続学習を体系化した仕組みと位置づけられます。
  • 選択肢3:認定の過程では、登録されたスーパーバイザーから一定期間スーパービジョンを受けることが求められます。スーパービジョンは援助関係と同様に倫理的な関係であるため、双方が倫理綱領・行動規範に従うことが明記されています。「スーパーバイザーだけ」「スーパーバイジーだけ」と片方に限定する選択肢が出たら誤りと判断できます。
  • 選択肢4・5:数字の誇張による誤りです。取得には社会福祉士としての実務経験に加え、認証研修の単位取得とスーパービジョン実績が必要で、20年という要件はありません。また認定は一定期間ごとの更新制ですが、10年に一度ではありません。数字を問う肢は「長すぎる」「短すぎる」と感じたら疑うのが有効です。

関連して出る論点

  • スーパービジョンの3機能(管理的・教育的・支持的機能)は頻出です。認定社会福祉士制度のスーパービジョンでも、この3機能を意識した振り返りが行われます。
  • コンサルテーションとの違いも狙われます。スーパービジョンは同じ職種内での指導・支持の関係で、コンサルテーションは他分野の専門家に助言を求める対等な関係です。

似た用語との違い

「認定社会福祉士」と「認定上級社会福祉士」の違いは、前者が所属組織を中心とした実践での高度な対応、後者が地域や組織を越えた実践、指導・教育、研究などを担う点にあります。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」の問題110です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

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