社会福祉士

社会福祉士 第37回 問題117ソーシャルワークの理論と方法(専門)

問題

社会福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年2月2日(日)実施・ソーシャルワークの理論と方法(専門)

ソーシャルワーカーの面接技法に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」問題117

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 4 です。

「要約」は、面接の途中や終わりに、これまで話された内容をワーカーがまとめて伝える技法です。クライエントは、自分が語ったことを整理して振り返ることができ、次の話し合いにつなげやすくなります。

他の選択肢は、技法の目的や効果を取り違えています。

たとえるなら、話の区切りで「ここまでの話は、こういうことですね」と整理してもらうイメージです。

👉 覚え方:明確化=はっきりさせる、要約=まとめる、焦点化=絞る。

面接では、話を聴くだけでなく、技法を使い分けて、クライエントが自分の考えを整理できるよう支えます。

正解は 4 です。

面接技法の基本を、目的とあわせて確認します。

1 誤り。明確化は、クライエントの語りの曖昧な点をはっきりさせる技法で、賞賛が目的ではない。

2 誤り。閉ざされた質問は「はい・いいえ」などで答えられる質問で、応答の自由度は低くなる。自由度が高いのは開かれた質問。

3 誤り。共感的応答は、クライエントの感情や体験を理解して返すことで、ワーカーの価値観を伝える技法ではない。

4 正しい。要約によって、クライエントは自分の語った内容を整理できる。

5 誤り。焦点化は、複数の話題のうち、いま取り上げるべき中心的な課題に絞る技法。避けたいテーマを回避するためのものではない。

たとえば、「ここまでのお話をまとめると、〜ということでしょうか」という問いかけが要約にあたる。クライエントは、まとめを聞いて、「そうです」「いえ、少し違います」と応じることで、自分の考えを確認できる。

面接技法は、「その技法の目的は何か」を定義から確認すると、選択肢の効果の誤りに気づける。たとえば焦点化は話を絞ることで、避けることを可能にするものではない。

正解は 4 です。

【面接技法の整理】

・傾聴:相手の話に集中して、関心をもって聴く基本姿勢。

・開かれた質問と閉ざされた質問:開かれた質問は、「どのようなことがありましたか」など、自由に答えられ、話を広げる。閉ざされた質問は、「はい・いいえ」や短い答えで済み、事実確認や、話すことが負担な人に有効だが、使いすぎると尋問のようになる。

・繰り返し(反復)、言い換え:語られた内容や言葉を返し、理解していることを示す。

・共感的応答:クライエントの感情や体験を、その人の立場から理解して言葉にして返す。ワーカーの意見や価値観を押し付けるものではない。

・明確化:あいまいな部分や言葉にできていない思いを、問いかけや言い換えで明らかにする。

・要約:話の途中や終わりに、話の要点をまとめて返す。クライエントが振り返り、整理し、次の話題や課題へ進む助けになる。

・焦点化:話が多岐にわたるとき、取り組む中心課題に話を絞る。

【誤りの選択肢の論点】

1 明確化は、ワーカーがクライエントの話をはっきりさせ、理解を確認する技法で、評価(褒める)とは関係がありません。賞賛を伝える技法としては「支持」などがあります。

2 閉ざされた質問は、答えの幅が狭く、応答の自由度は下がります。誤りは「逆に高める」という点です。

3 共感的応答の目的は、クライエントの感情を受けとめ、理解していることを伝えることです。ワーカーの価値観を理解させる技法ではありません。価値観を押し付けないことは、バイステックの原則(非審判的態度、自己決定)とも関係します。

5 焦点化は、問題解決に必要な話題に絞る技法で、クライエントの回避を助長するのが目的ではありません。ただし、クライエントが話したくない話題に無理に踏み込まない配慮は必要で、焦点化の使い方には、クライエントのペースに合わせた判断が求められます。

【関連する論点】面接では、言語的コミュニケーションに加えて、表情、視線、姿勢、声の調子といった非言語的コミュニケーションにも注意します。事例問題では、場面ごとにどの技法が使われているかを、技法の定義から選べるようにしておきましょう。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」問題117。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」の問題117です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。