社会福祉士

社会福祉士 第37回 問題16社会学と社会システム

問題

社会福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年2月2日(日)実施・社会学と社会システム

次の記述のうち,2022(令和4 )年の国民生活基礎調査の結果(「2022(令和4 )年国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省))についての説明として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」問題16

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 2「現在の暮らしの状況が「大変苦しい」「やや苦しい」とした世帯は,50 %を超えている。」です。

2022(令和4)年の国民生活基礎調査では、暮らしが「苦しい」と答えた世帯(「大変苦しい」と「やや苦しい」の合計)は51.3%で、半数を超えました。

覚え方:暮らしが苦しい世帯は約半数。

ほかの選択肢は、平均所得、相対的貧困率、子どもの貧困率、年金のみの世帯の割合で、数字が実際と合いません。

つまずきやすい点:統計の数字は、年によって変わります。この問題は、2022(令和4)年の調査結果にもとづいており、大きな傾向(暮らしが苦しいと感じる世帯が半数を超えていること)を押さえておくことが役立ちます。

正解は 2「現在の暮らしの状況が「大変苦しい」「やや苦しい」とした世帯は,50 %を超えている。」です。

厚生労働省の「2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況」では、生活意識が「苦しい」(「大変苦しい」と「やや苦しい」)とした世帯は51.3%です。

各選択肢が誤りの理由は次のとおりです。

1「1 世帯当たり平均所得金額は300 万円を下回っている。」は誤り。2021(令和3)年の全世帯の1世帯当たり平均所得金額は545万7千円です。

3「相対的貧困率は20 %を超えた。」は誤り。2021(令和3)年の相対的貧困率は15.4%です。

4「子ども(17 歳以下)の相対的貧困率は25 %を超えた。」は誤り。子どもの貧困率は11.5%です。

5「公的年金・恩給の総所得に占める割合が100 %の世帯は,90 %を超えている。」は誤り。公的年金・恩給を受給している高齢者世帯のうち、その割合が100%の世帯は44.0%です。

補足:国民生活基礎調査は、厚生労働省が行う調査で、世帯の状況や所得、貧困率、介護の状況などがわかります。毎年の結果が公表されます。

正解は 2「現在の暮らしの状況が「大変苦しい」「やや苦しい」とした世帯は,50 %を超えている。」です。

【根拠】厚生労働省「2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況」(出題当時の最新)によると、次のとおりです。なお、所得に関する数値は、調査前年の2021(令和3)年1年間のものです。

・1世帯当たり平均所得金額(全世帯):545万7千円

・生活意識が「苦しい」(大変苦しい+やや苦しい):51.3%

・相対的貧困率:15.4%(貧困線は127万円)

・子どもの貧困率(17歳以下):11.5%

・公的年金・恩給を受給している高齢者世帯のうち、総所得に占める割合が100%の世帯:44.0%

【各肢の掘り下げ】

1は、平均所得金額が545万7千円なので誤りです。なお、平均所得金額は、一部の高所得世帯に引き上げられるため、中央値より高くなる傾向があり、平均以下の世帯の割合が過半数(61.6%)になります。

3の相対的貧困率は、等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人員の平方根で割った値)の中央値の半分を貧困線とし、それに満たない世帯員の割合です。15.4%で、20%を超えていません。

4の子どもの貧困率は、17歳以下の子ども全体に占める、貧困線に満たない子どもの割合で、11.5%です。「子どもがいる現役世帯」で大人が一人の世帯員では、さらに高い水準にあります。

5は、高齢者世帯の中で年金・恩給だけで暮らす世帯は約4割台で、9割には遠く及びません。高齢者世帯の所得の中心が公的年金・恩給であることと、全世帯が年金だけで暮らしているわけではないことを区別します。

【関連して出る論点】この種の統計は毎年更新されるため、試験では「出題年度の最新の調査結果」が問われます。大きな傾向(貧困率が約15%前後、子どもの貧困率が約1割台、世帯構造では単独世帯・高齢者世帯の増加)を押さえ、細かな数値は直近の概況で確認しておくことが重要です。

【さらに整理】国民生活基礎調査は、保健、医療、福祉、年金、所得などの国民生活の基礎的事項を調べる調査で、大規模調査は3年に1度、簡易調査はそれ以外の年に実施されます。貧困率は、大規模調査の年の所得を用いて算出されます。この問題では、調査の名称と年(2022年調査)が示され、所得の対象年が前年である点(2021年)にも注意が必要です。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」問題16。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」の問題16です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。