問題
筋骨格系に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」問題3
※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。
※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。
※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。
※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。
正解は 5「骨には血球をつくる働きがある。」です。
骨の中心部には骨髄という組織があり、ここで赤血球・白血球・血小板などの血液の細胞がつくられます。骨は体を支えるだけでなく、血液をつくる工場の役割ももっています。
覚え方:骨のはたらきは「支える・守る・動かす・カルシウムをためる・血をつくる」の5つ。
他の選択肢は、筋肉の種類の数、骨の数、カルシウムをためる場所、骨量のピークの時期がそれぞれ事実と違っています。
つまずきやすい点:「カルシウムをためる」のは骨で、筋肉ではありません。また、骨の数は約200個、筋肉の種類は3種類と、数字も出題されやすいので、あわせて覚えておきましょう。
正解は 5「骨には血球をつくる働きがある。」です。
骨の内部の骨髄(赤色骨髄)で、赤血球・白血球・血小板がつくられます。これを造血といいます。
誤りの選択肢は次のとおりです。
1「筋肉は骨格筋と心筋の2 種類からなる。」は誤り。筋肉は骨格筋・心筋・平滑筋の3種類で、平滑筋は胃腸や血管などの壁をつくります。
2「筋組織にはカルシウムを貯蔵する働きがある。」は誤り。体内のカルシウムの大部分を蓄えているのは骨です。
3「人体は約400 個の骨からなる。」は誤り。成人の骨は約200個です。
4「骨量は小児期に最大となり,青年期以降は減少する。」は誤り。骨量は成長とともに増え、青年期から若い成人期にかけて最大(最大骨量)に達し、その後に減っていきます。
補足:筋肉を動かすときにカルシウムが使われることから、筋肉とカルシウムを結びつけて誤解しやすい肢です。「ためる場所は骨、使うのは筋肉などの働き」と分けて覚えます。
骨は、体を支える・内臓を守る・体を動かす・カルシウムをためる・血をつくる、の5つの働きをもちます。
正解は 5「骨には血球をつくる働きがある。」です。
【根拠】骨の働きは、体を支える(支持)、内臓を守る(保護)、筋肉と協力して体を動かす(運動)、カルシウムなどのミネラルを蓄える(貯蔵)、血液の細胞をつくる(造血)の5つにまとめられます。造血は骨の内部の骨髄で行われ、成人では赤色骨髄が体幹の骨などに残っています。
【各肢の掘り下げ】
1は、筋肉の分類の問題です。筋肉には、骨に付いて体を動かす骨格筋、心臓の壁をつくる心筋、胃腸・血管・膀胱などの壁をつくる平滑筋があります。骨格筋と心筋は顕微鏡で縞模様が見える横紋筋で、平滑筋は縞模様がありません。また骨格筋は意志で動かせる随意筋、心筋と平滑筋は意志では動かせない不随意筋です。ただし心筋は不随意筋でありながら横紋筋である点が、混同しやすい注意点です。
2は、カルシウムの貯蔵先が骨であることを問う肢です。血液中のカルシウム濃度は一定に保たれるよう調整されていて、不足すれば骨から補われます。筋肉でもカルシウムは収縮に関わりますが、「貯蔵する」のは骨の働きです。
3は、成人の骨の数は約200個とされます。
4は、骨量の推移の問題です。骨量は成長期に増加して、青年期から若い成人期にかけて最大に達したあと、加齢とともに減少します。特に女性は、閉経後に女性ホルモンが減ることで骨量の減少が速まり、骨粗鬆症になりやすくなります。
【関連して出る論点】骨粗鬆症は骨量の減少と骨の構造の劣化で骨折しやすくなる状態で、高齢者の大腿骨頸部骨折や脊椎の圧迫骨折は、寝たきりの原因になりやすい点で、介護・支援の場面とも関わります。予防には、若いうちに最大骨量を高めておくこと、カルシウムやビタミンDの摂取、適度な運動が大切です。
【似た語との違い】骨髄には、血球をつくる赤色骨髄と、脂肪が多くなって造血をしなくなる黄色骨髄があります。成人では、造血は主に胸骨・脊椎・骨盤・大腿骨の上部など、体幹に近い骨で行われます。血液をつくる幹細胞が骨髄にあることは、造血幹細胞移植(骨髄移植)の理解にもつながります。
骨の働きを5つに分けて覚えると、選択肢の真偽を素早く判断できます。
出典と作り方
本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」の問題3です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。
解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。
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