社会福祉士

社会福祉士 第37回 問題5医学概論

問題

社会福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年2月2日(日)実施・医学概論

肺炎に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」問題5

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
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自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 1「市中肺炎の起因菌は肺炎球菌が最も多い。」です。

市中肺炎とは、病院ではなく日常生活の中でかかる肺炎のことで、原因となる細菌では肺炎球菌が最も多いとされています。

覚え方:普段の生活でかかる肺炎の主役は肺炎球菌。

ほかの選択肢のうち、誤嚥性肺炎は高齢者に多く、口腔ケアはその予防に役立ち、肺炎では酸素飽和度(SpO2)は下がります。発熱がないこともあるため、診断に発熱は必須ではありません。

つまずきやすい点:高齢者の肺炎は、熱が出ない、咳が目立たないなど、典型的な症状が出ないことがあります。「元気がない」「食欲がない」などの変化が、サインになることもあります。

正解は 1「市中肺炎の起因菌は肺炎球菌が最も多い。」です。

市中肺炎は、病院外での日常生活の中で発症する肺炎で、起因菌は肺炎球菌が最も多いとされます。

誤りの選択肢は次のとおりです。

2「誤嚥性肺炎は若年者に多い。」は誤り。飲み込む力(嚥下機能)が落ちた高齢者や、脳血管障害などで嚥下障害がある人に多く起こります。

3「口腔ケアによって増悪する。」は誤り。口腔ケアで口の中の細菌を減らすと、誤嚥性肺炎の予防につながります。

4「経皮的酸素飽和度(SpO2)が上昇する。」は誤り。肺炎では肺での酸素の取り込みが悪くなり、SpO2は低下します。

5「肺炎の診断には発熱が必須である。」は誤り。高齢者などでは発熱が目立たず、食欲低下や元気のなさだけのこともあります。診断は症状に加え、胸部X線などの画像や検査で行います。

補足:肺炎球菌は、市中肺炎の原因として最も多いことから、高齢者への肺炎球菌ワクチンの接種が、予防の手段として知られています。

誤嚥性肺炎の予防には、口腔ケアと嚥下の評価が有効です。

正解は 1「市中肺炎の起因菌は肺炎球菌が最も多い。」です。

【根拠】肺炎は、かかった場所で、市中肺炎(日常生活の中で発症)と院内肺炎(入院して48時間以降などに発症)に分けて考えます。市中肺炎の起因菌は肺炎球菌が最も多く、次いでインフルエンザ菌などがあります。このため、高齢者などでは肺炎球菌ワクチンが予防の一つとして位置づけられます。

【各肢の掘り下げ】

2の誤嚥性肺炎は、飲食物や唾液、胃の内容物が気管に入り、細菌が肺で増えて起こる肺炎です。嚥下機能の低下した高齢者、脳梗塞後などの嚥下障害のある人、寝たきりの人に多く、若年者に多いわけではありません。夜間に気づかないうちに少しずつ唾液が気管に入る(不顕性誤嚥)ことも原因になります。

3は逆です。口腔内の細菌が誤嚥で肺に入ることが一因なので、歯みがき・義歯の手入れなどの口腔ケアは予防の基本です。口腔ケアは、肺炎の「予防」の観点で出題されやすい論点です。

4は、肺炎で肺胞の機能が落ちると酸素を取り込みにくくなり、SpO2(パルスオキシメーターで測る酸素飽和度)は低下します。重症度の判断では呼吸状態の把握が重要です。

5は、高齢者では発熱や咳などの典型的な症状が出にくく、「なんとなく元気がない」「食欲がない」「意識がぼんやりする」といった変化だけのことがあります。発熱は診断の必須条件ではありません。

【関連して出る論点】肺炎は高齢者の死亡原因として重要で、繰り返す誤嚥性肺炎は、食事形態の工夫、姿勢の調整、口腔ケア、嚥下リハビリテーションなど多職種での支援につながります。社会福祉士は、日常の様子の変化に気づく立場として、医療・介護職と情報を共有することが求められます。

【数値と用語の注意】肺炎の重症度の判断では、呼吸数、SpO2、意識の状態、血圧などの身体所見が使われます。経皮的酸素飽和度(SpO2)は、指先などにセンサーをつけて測る値で、一般に、低下している場合は酸素の取り込みの不足が疑われます。介護や相談の場面でも、呼吸が荒い、唇の色が悪いなどの変化があれば、速やかに医療職に伝えることが重要です。

高齢者の肺炎では、ワクチン、口腔ケア、栄養、嚥下機能の評価が予防の柱です。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」問題5。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」の問題5です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。