問題
ソーシャルワークの事後評価に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」問題75
※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。
※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。
※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。
※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。
正解は 4「結果評価の他,クライエントの主観的な満足度や支援者の関わり方について行う。」です。
事後評価(エバリュエーション)は、支援が一段落したときに、支援を振り返って評価することです。目標が達成できたかという結果だけでなく、クライエントがどう感じたか、支援者の関わりが適切だったかも確かめます。
覚え方:事後評価=結果+満足度+関わり方の振り返り。
つまずきやすい点:「評価」には、「始める前」「途中」「終わり」の3つの時期があります。事後評価は、終わりの評価です。モニタリング(途中)、アセスメント(始める前)と、混ざらないように整理します。
正解は 4「結果評価の他,クライエントの主観的な満足度や支援者の関わり方について行う。」です。
事後評価(エバリュエーション)は、支援の終結に向けて、支援全体の成果や過程を振り返る評価です。目標がどこまで達成されたか(結果評価)に加え、クライエントの満足度、支援者の関わり方や支援の過程(プロセス評価)も対象とします。
各選択肢が誤りの理由は次のとおりです。
1「クライエントが望んだ場合においてモニタリングの前に行う。」は誤り。事後評価は、支援の実施とモニタリングを経たあとに行います。
2「クライエントの状況の変化に応じて行う。」は誤り。状況の変化に応じて行う性質のものは、モニタリングや再アセスメントです。
3「ワーカーがクライエントのプランニングに至る前に行う。」は誤り。プランニングの前に行うのはアセスメント(事前評価)です。
5「クライエントの希望や望みを聞き,エンゲージメントのプロセスに基づいて行う。」は誤り。エンゲージメントは、支援の初期(導入期)に、信頼関係を築き、支援の契約を結ぶ段階です。
補足:事後評価では、目標の達成度に加えて、クライエントの満足度や、ワーカーの関わりを振り返り、支援の質を高めることにも使います。
正解は 4「結果評価の他,クライエントの主観的な満足度や支援者の関わり方について行う。」です。
【ソーシャルワークの展開過程】一般に、ケース発見、インテーク(エンゲージメント)、アセスメント、プランニング、支援の実施(インターベンション)、モニタリング、エバリュエーション(事後評価)、終結、アフターケア、という過程で整理されます。事後評価は、支援を終結するかを判断する評価です。
【評価の種類】評価には、支援の前に行う事前評価(アセスメント)、実施中に行う中間評価(モニタリング)、終結時に行う事後評価があります。事後評価では、①結果評価(目標の達成度、クライエントの状態の変化)、②プロセス評価(支援の過程や、ワーカーの関わりは適切だったか)、③クライエントの満足度などの主観的評価、を組み合わせます。数値で測れる指標と、クライエント本人の感じ方の両方を重視し、支援の質の改善と、次の支援への学びに活かします。
【各肢の掘り下げ】
1は、事後評価の「時期」に関する誤りです。モニタリングは、支援の実施中に、計画の実行状況や、クライエントの状況を継続的に確認する過程で、事後評価はそのあとです。
2の「状況の変化に応じて行う」は、モニタリングの特徴です。状況が変わったときには、再アセスメントを行い、必要に応じて計画を修正します。
3のプランニングの前に行うのは、アセスメントです。事前評価として、クライエントの情報を集めて、ニーズを分析します。
5のエンゲージメントは、導入期にクライエントとの関係を築き、問題や援助の目的、援助関係を確認して合意に至る過程です。インテーク(受理面接)と重なる段階と整理されます。
【関連して出る論点】評価の方法には、単一事例実験計画法(シングル・システム・デザイン)のように、介入前後(ベースライン期と介入期)を比較して効果を確認する方法があります。また、評価の結果、目標が達成され、クライエントが自立できると判断すれば終結に向かい、課題が残る場合は計画の見直しや他機関への引き継ぎを行います。終結後のフォローアップ(アフターケア)も、あわせて押さえておきます。
出典と作り方
本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回社会福祉士国家試験(令和6年度)」の問題75です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。
解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。
執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

