社会福祉士

社会福祉士 第38回 問題115ソーシャルワークの理論と方法(専門)

問題

社会福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年2月1日(日)実施・ソーシャルワークの理論と方法(専門)

ソーシャルワークにおける契約に関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回社会福祉士国家試験(令和7年度)」問題115

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

※この問題は2つ選ぶ形式です。2つとも選ぶと答え合わせになり、正答の全部を選んだときだけ正解として扱います。

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答え合わせ

正解は 3・5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 3 と 5 です。

ソーシャルワークにおける契約は、ワーカーとクライエントが、支援の目的・内容・方法・役割分担などを話し合い、合意することです。

  • 3 書面で契約を結ぶと、内容が明確になり、誤解や訴訟を減らせます。
  • 5 双方が役割を確認し合うため、クライエントとワーカーそれぞれの問題解決への責任性が高まります。

誤りの選択肢は次のとおりです。

  • 1 契約は双方の合意ですが、支援の対象をクライエントだけに限るものではありません。
  • 2 解決する課題は、ワーカーが重点を置くものではなく、双方が話し合って合意したものです。
  • 4 契約内容は、状況の変化に応じて見直すことができます。

なぜこれが正解か

正解は 3 と 5。ソーシャルワークの契約は、クライエントとワーカーが、取り組む課題・目標・方法・期間・それぞれの役割や責任を話し合い、合意する過程である。書面にすることで、誤解や訴訟を減らすことができ(3)、双方が役割を確認することで、問題解決に向けた責任性が高まる(5)。

各選択肢の解説

  • 1 誤り。契約を結ぶ当事者はワーカーとクライエントだが、支援の対象はクライエントだけとは限らない。家族や周囲の人々、環境(制度・地域)も、働きかけの対象となる。
  • 2 誤り。取り組む課題は、ワーカーが重点を置くものではなく、クライエントのニーズと意向を踏まえ、両者の話し合いで合意したものでなければならない。
  • 3 正しい。
  • 4 誤り。契約内容は、状況の変化やモニタリングの結果に応じて、見直し・変更(再契約)ができる。「支援の終了まで変更がない」と合意するものではない。
  • 5 正しい。

なぜこれが正解か

正解は 3 と 5。ソーシャルワークにおける契約は、法律上の契約というより、援助関係の中で、クライエントとワーカーが、取り組む問題、目標、方法、役割分担、期間、費用、守秘義務などを共有し、合意する過程である。書面で確認すれば、認識のずれによる誤解やトラブル(訴訟を含む)を減らせる。また、双方が、それぞれの役割と責任を明確にして合意するため、問題解決に取り組む責任性が高まる。

契約の意義と留意点

  • 自己決定の尊重:クライエントが、支援の内容を理解したうえで、主体的に参加する前提を作る。
  • 説明責任と透明性:ワーカーが、支援の目的・方法・限界を、わかりやすく説明する。
  • 役割の明確化:クライエントとワーカーの責任を分け合い、協働関係を築く。
  • 柔軟性:状況の変化に応じて、モニタリングを通して見直し、必要に応じて再契約する。
  • 非自発的クライエントの場合:本人が援助を求めていなくても、何が義務で何を選べるのかを明らかにして、契約を結ぶことが、関係づくりの出発点になりうる。

各選択肢の解説

  • 1 契約を交わすのはワーカーとクライエントだが、問題はクライエントだけの問題ではなく、家族・環境にも働きかける。「クライエントのみ」と限定しているのが誤り。
  • 2 課題設定は、ワーカーの重点ではなく、クライエントのニーズ・希望を踏まえた合意による。ワーカーの専門的な見立ては伝えるが、一方的に決めてはならない。
  • 3 書面での契約は、同意の記録になり、双方の責任を明確にする。
  • 4 契約は固定されたものではない。目標の達成度や状況の変化に応じて見直す。変更がないことを前提にすると、実態に合わなくなる。
  • 5 役割と責任を明確にすることで、クライエント・ワーカー双方が、解決に向けて主体的に取り組む。

関連して出る論点

  • 援助関係の形成(インテーク、契約、アセスメント、プランニング)における、契約の位置づけ。
  • インフォームド・コンセントと、福祉サービスの利用契約(利用者との契約、重要事項の説明)との関係。
  • 目標設定の方法(クライエントと協働して、具体的・測定可能・期間を定めた目標にする)と、契約書への反映。
この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回社会福祉士国家試験(令和7年度)」問題115。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回社会福祉士国家試験(令和7年度)」の問題115です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。