社会福祉士

社会福祉士 第38回 問題17社会学と社会システム

問題

社会福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年2月1日(日)実施・社会学と社会システム

次の記述のうち,人々の生活に関連する社会学の概念についての説明として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回社会福祉士国家試験(令和7年度)」問題17

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 4 です。

ライフコースとは、人の一生を、生まれた時代や歴史的な出来事(戦争、不況、震災など)と結びつけて捉える見方です。同じ年齢でも、どの時代に生きたかで人生の道筋が違うことに注目します。

ほかの用語との違いは次のとおりです。

  • ライフスタイル:その人の暮らし方・生活様式
  • ライフステージ:人生の各段階(乳幼児期、青年期など)
  • ライフイベント:結婚、出産、就職などの出来事
  • 出生コーホート:同じ時期に生まれた人々の集まり

選択肢1・2・3・5は、それぞれ用語の意味を取り違えた説明になっています。

なぜこれが正解か

正解は 4。ライフコースは、個人の人生を、生まれた時代(出生コーホート)や歴史的な出来事・社会変動と関連づけて捉える概念である。同じ年齢でも、経験した時代によって人生の経路が異なることを分析できる。

各選択肢の解説

  • 1 誤り。ライフスタイルは、個人や集団の生活様式・暮らし方、価値観に基づく行動パターンを指す。社会経済的地位だけで決まるものではない。
  • 2 誤り。ライフステージは、人生を乳幼児期・青年期・成人期・高齢期などに区分した各段階を指す。「ある特定の時期に特定の出来事を同時に経験する」という説明ではない。
  • 3 誤り。出生コーホートは、同じ時期(同じ年や同じ期間)に生まれた人々の集団を指す。価値観などの諸要因の複合ではなく、「同時期に生まれた集団」そのものである。
  • 4 正しい。
  • 5 誤り。ライフイベントは、結婚・出産・就職・退職・死別など、人生の中で起こる出来事を指す。「誕生から死に至る過程の各段階」はライフステージの説明である。

なぜこれが正解か

正解は 4。ライフコース(life course)は、人生の過程を、個人が生きた時代、歴史的出来事、社会構造の変化と関連づけて捉える視点であり、同じ年齢の人でも、出生コーホートの違いによって人生経路(就学・就職・結婚・出産・退職など)が異なることを説明するのに使われる。エルダーらの研究で発展した概念として知られる。

紛らわしい用語の整理

| 用語 | 意味 |

| ライフスタイル | 生活様式。消費、余暇、価値観など、暮らし方の全体像 |

| ライフステージ | 人生の段階。乳幼児期、学童期、青年期、成人期、高齢期など |

| ライフイベント | 人生の出来事。結婚、出産、就職、転職、退職、死別など |

| 出生コーホート | 同じ時期に生まれた人々の集団(世代)。コーホート分析の単位 |

| ライフコース | 時代や歴史的出来事と関連づけた人生の道筋 |

ライフサイクルは、人生を一定の順序で繰り返される段階(世代を超えて循環する)として捉える概念で、個人差や時代差に注目するライフコースと対比される。

各選択肢の解説

  • 1 ライフスタイルは、社会経済的地位(職業・学歴・所得)と関連はあるものの、それだけで決まる概念ではない。階層との関係を扱う場合には「階層」や「文化資本」が使われる。
  • 2 「ある特定の時期に特定の出来事を同時に経験する」集団を想起させるのは、コーホートの説明である。ライフステージは、個人の年齢に応じた人生の区分である。
  • 3 出生コーホートの説明が、価値観などの「複合要因」になっている点が誤り。コーホート効果の説明と混同しやすい。コーホート効果とは、同時期に生まれた世代に共通する経験・価値観の影響をいう。
  • 4 正しい。
  • 5 ライフイベントとライフステージを入れ替えた誤りである。

関連して出る論点

  • 年齢効果・時代効果(period effect)・コーホート効果の区別。
  • 標準的なライフコースが崩れ、個人化・多様化が進んだとされる点(未婚、非正規雇用、離婚など)が、福祉ニーズの変化の背景として問われる。
この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回社会福祉士国家試験(令和7年度)」問題17。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回社会福祉士国家試験(令和7年度)」の問題17です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。