社会福祉士

社会福祉士 第38回 問題3医学概論

問題

社会福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年2月1日(日)実施・医学概論

ホルモンに関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回社会福祉士国家試験(令和7年度)」問題3

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

正解は 5 です。

エリスロポエチンは、主に腎臓でつくられ、骨髄に働きかけて赤血球を増やすホルモンです。腎臓の病気で貧血が起こりやすくなるのは、このホルモンが減るためです。

他の選択肢は、どれもホルモンの働きが逆になっています。

たとえるなら、体の酸素が足りないと腎臓が「赤血球をもっと作って」と骨髄に合図を送る仕組みです。

👉 覚え方:インスリンは血糖を下げる、アドレナリンは心拍を上げる、アルドステロンは血圧を上げる。

ホルモンの問題は、「何を上げるか、下げるか」を、働きの向きとともに整理しておくと確実です。

正解は 5 です。

ホルモンは、特定の器官(標的器官)に働きかけて、体の状態を調節する物質です。

1 誤り。インスリンは膵臓から分泌され、血糖値を下げる。血糖を上げるのは、グルカゴンやアドレナリンなど。

2 誤り。アドレナリンは副腎髄質のホルモンで、心拍数や血圧を上げ、緊急時に対応する。

3 誤り。アルドステロンは副腎皮質から分泌され、腎臓でナトリウムと水の再吸収を促し、血圧を上げる。

4 誤り。バソプレシンは抗利尿ホルモンで、腎臓での水の再吸収を促し、尿量を減らす。

5 正しい。エリスロポエチンは、腎臓で作られ、赤血球の産生を促す。

ホルモンは、分泌される場所(膵臓、副腎、腎臓、下垂体など)と、働き(上げる・下げる、促す・抑える)をセットで覚える。迷ったら、体のしくみ(血糖、血圧、水分量、酸素)の調節に結びつけて考えるとよい。

なお、バソプレシンは、尿の量を減らす(抗利尿)ホルモンで、「尿の生成を促す」という記述は逆の作用を述べている。

エリスロポエチンは腎機能が低下すると分泌が減るため、慢性腎臓病では貧血(腎性貧血)が起こりやすい。

正解は 5 です。

【主なホルモンと作用】

・インスリン(膵臓のランゲルハンス島):血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませ、血糖値を下げる。不足や作用不良が糖尿病の原因になる。

・グルカゴン(膵臓):肝臓のグリコーゲン分解を促し、血糖値を上げる。

・アドレナリン(副腎髄質):心拍数増加、血圧上昇、気管支拡張、血糖上昇など、闘争・逃走反応に関わる(交感神経系と同様の作用)。

・アルドステロン(副腎皮質、鉱質コルチコイド):腎臓の尿細管でナトリウムの再吸収を促し、水も保持されるため、循環血液量が増えて血圧が上がる。

・バソプレシン(下垂体後葉、抗利尿ホルモン):腎臓の集合管で水の再吸収を促し、尿を濃縮して尿量を減らす。分泌が不足すると、尿崩症(大量の薄い尿)が生じる。

・エリスロポエチン(主に腎臓):低酸素に反応して分泌され、骨髄での赤血球の産生を促す。

【誤りの選択肢の論点】

1 インスリンの「血糖を上げる」は、作用が逆です。糖尿病の治療で、インスリン注射で血糖を下げることと対応して覚えます。

2 アドレナリンは、ストレスや緊張時に分泌され、心拍数は増えます。「下げる」は誤りです。

3 アルドステロンの過剰(原発性アルドステロン症)は高血圧の原因になります。血圧を「下げる」は逆です。

4 バソプレシンは尿量を減らすホルモンです。「尿の生成を促す」という表現は、利尿作用があるかのような誤解を与えるため、抗利尿の意味を押さえましょう。

5 慢性腎臓病では、腎臓でのエリスロポエチン産生が低下し、腎性貧血が起こります。治療に、エリスロポエチン製剤が使われることがあります。

【関連する論点】甲状腺ホルモン(代謝の促進)、副腎皮質ホルモン(コルチゾール:ストレス応答)、成長ホルモン、性ホルモンなどの、分泌器官と作用を表にまとめておくと、組み合わせ問題に対応できます。ホルモンの分泌異常と疾患(糖尿病、バセドウ病、クッシング症候群など)の関係もあわせて整理しましょう。

また、血糖を調節するホルモンは、下げるのはインスリンだけで、上げるのは、グルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモンなど複数あります。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回社会福祉士国家試験(令和7年度)」問題3。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回社会福祉士国家試験(令和7年度)」の問題3です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。社会福祉に関する法令・制度は改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。