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保育士 保育原理 問12|保育の目標の構成と文言

問題

保育士 | 保育原理 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の「(2) 保育の目標」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 保育所は、子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その生活時間の大半を過ごす場であるとされている。 B 言葉に関する目標として、生活の中で、言葉への興味や関心を育て、話したり、聞いたり、相手の話を理解しようとするなど、創造性の芽生えを培うことが示されている。 C 生命、自然及び社会の事象に関する目標として、それらについての興味や関心を育て、正確な知識を系統的に習得させることが示されている。 D 保育の目標には、子どもに関する目標だけでなく、入所する子どもの保護者に対し、その意向を受け止め、子どもと保護者の安定した関係に配慮して援助に当たることも含まれている。 A〜Dの正誤の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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正解は 4
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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は4(A○ B× C× D○)です。指針の保育の目標は、乳幼児期を「生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期」と位置づけ、子どもについての6つの目標(ア)と、保護者への援助(イ)の2本立てになっています。乳幼児期の目標は「芽生えを培う」「基礎を培う」という言い方が特徴です。Bは言葉の目標の末尾を「言葉の豊かさを養う」から表現の目標の「創造性の芽生えを培う」に入れ替えており、Cの「正確な知識を系統的に習得させる」も、この時期の目標の書き方とは違います。

A ○ 指針第1章1(2)アの冒頭に「保育所は、子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その生活時間の大半を過ごす場である」とあります。

B × 目標(オ)は「生活の中で、言葉への興味や関心を育て、話したり、聞いたり、相手の話を理解しようとするなど、言葉の豊かさを養うこと」です。最後が「言葉の豊かさを養う」であり、「創造性の芽生えを培う」は目標(カ)「様々な体験を通して、豊かな感性や表現力を育み、創造性の芽生えを培うこと」の末尾です。

C × 目標(エ)は「生命、自然及び社会の事象についての興味や関心を育て、それらに対する豊かな心情や思考力の芽生えを培うこと」です。正確な知識を系統的に習得させることは目標に書かれていません。

D ○ 第1章1(2)イは「保育所は、入所する子どもの保護者に対し、その意向を受け止め、子どもと保護者の安定した関係に配慮し、保育所の特性や保育士等の専門性を生かして、その援助に当たらなければならない」としています。保護者への援助も保育の目標の一部です。

以上から、A○ B× C× D○ の4が正答です。

目標の構成 第1章1(2)アは、保育所の保育は「子どもが現在を最も良く生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うために」次の目標を目指すとして、(ア)生命の保持及び情緒の安定、(イ)健康・安全など生活に必要な基本的な習慣や態度と心身の健康の基礎、(ウ)人との関わり・道徳性の芽生え、(エ)生命・自然・社会の事象への興味や関心と思考力の芽生え、(オ)言葉への興味や関心と言葉の豊かさ、(カ)豊かな感性や表現力と創造性の芽生え、の6つを挙げます。(ア)が養護、(イ)〜(カ)が第2章の5領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)に対応すると整理できます。イの保護者への援助は、第4章「子育て支援」につながります。

「芽生え」という言葉 (ウ)(エ)(カ)はいずれも「芽生えを培う」で終わります。乳幼児期は、完成した態度や知識を身に付けさせる時期ではなく、その後の育ちの土台を育てる時期だという考え方が表れています。学校教育法第23条が定める幼稚園の目標でも「規範意識の芽生え」「思考力の芽生え」「表現力の芽生え」という言葉が使われており、幼児期の教育に共通する書き方です。

紛らわしい点 (オ)と(カ)は並んでおり、末尾だけを入れ替えると見分けにくくなります。6つの目標のうち「芽生えを培う」で終わるのは(ウ)(エ)(カ)で、(オ)は「言葉の豊かさを養う」で終わります。Bはこの末尾を(カ)のものに入れ替えた肢です。また、Cの「系統的」は小学校以降の教科学習を思わせる言葉で、生活や遊びを通して総合的に育てる保育所保育の考え方とは合いません。

Dの注意点 保育の目標を「子どもの目標」だけだと思い込むと、Dを誤りと判断してしまいます。指針は、保育所が子どもの保育と保護者への援助の両方を担うことを、第1章1(1)ウ(役割)と1(2)イ(目標)の両方で示しています。

この問題の根拠
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出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第1章 1(2) 保育の目標条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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