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保育士 保育の心理学 問30|家族ライフサイクルとジェノグラム

問題

保育士 | 保育の心理学 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次の文は、家族を理解するための考え方や方法に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A ジェノグラムは、おおむね3世代以上にわたる家族の構成や関係を、決められた記号を使って図に表したものである。 B ジェノグラムでは、一般に男性を○、女性を□で表す。 C 家族ライフサイクルの考え方では、結婚、子どもの誕生、子どもの巣立ちなどの節目ごとに、家族が取り組む発達上の課題があるととらえる。 D 家族ライフサイクルの移行期には、家族の関係や役割の組み替えが求められるため、家族にとってストレスが高まりやすい時期になるとされる。 E 家族ライフサイクルの考え方では、離婚や再婚は家族の発達上の節目とはみなされず、家族の課題とは別の問題として扱われる。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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正解は 4
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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は4です。ジェノグラムは、祖父母・親・子どもなど複数の世代の家族関係を記号で表した図で(A○)、男性を□、女性を○で書くのが一般的です(B×)。家族ライフサイクルは、人に発達段階があるように、家族にも結婚・子の誕生・子の巣立ちなどの段階と課題がある、という考え方です(C○)。段階が切り替わる時期は家族の役割が変わるため負担がかかりやすくなります(D○)。離婚や再婚も、家族の関係や役割の組み替えが求められる節目として考え方の対象になります(E×)。

A ○ ジェノグラム(家族関係図)は、家族の構成と関係を世代をさかのぼって図示する方法です。家族の歴史や、くり返されている関係の型などを支援者が把握するのに使われます。

B × 一般的な表記では、男性を□(四角)、女性を○(丸)で表します。亡くなった人には×印を付ける、本人(支援の中心となる人)は二重線で囲む、結婚は横線で結ぶ、離婚は線に斜線を入れる、などの決まりがあります。

C ○ 家族ライフサイクルの考え方では、家族は時間とともに段階を移り、それぞれの段階に固有の課題(例えば子どもの誕生期なら、夫婦の関係に親としての役割を加えること)があるととらえます。

D ○ 段階の移り目では、それまでのやり方が通用しなくなり、家族の関係や役割の組み替えが必要になります。そのため、家族にとって負担が大きくなりやすい時期とされます。

E × 家族ライフサイクルの考え方は、典型的な流れを示したうえで、離婚、再婚、ひとり親など多様な家族の歩みも視野に入れて用いられます。離婚や再婚も、家族の関係や役割の組み替えが求められる節目としてとらえられ、家族の課題と切り離して扱われるわけではありません。

以上から、A○ B× C○ D○ E×の4が正答です。

ジェノグラムとエコマップ ジェノグラムが家族の内側の構成や関係を世代にわたって描くのに対し、エコマップ(生態地図)は、家族と、それを取り巻く保育所、学校、医療機関、親族、近隣、行政機関などの社会資源との関係を線の種類(強い関係、弱い関係、対立した関係など)で描く図です。保育の場で家庭支援を考えるとき、家族の中の関係と、家族と地域とのつながりの両方を見える形にできる点で、二つは組み合わせて使われます。

家族ライフサイクルの段階の例 代表的な整理では、親元を離れた独身の若い成人の時期、結婚による新しい夫婦の形成期、幼い子どもがいる時期、思春期の子どもがいる時期、子どもが巣立つ時期、人生の後半の時期、といった段階が挙げられます。段階の区切り方は研究者によって違うので、段階の数を覚えるより「節目ごとに課題がある」「移行期に負担がかかりやすい」という考え方を押さえることが大切です。

保育との関わり 子どもの誕生や入園は、家族ライフサイクルの大きな節目です。親にとっては、夫婦二人の関係に親としての役割が加わり、仕事と子育ての両立や祖父母との関係の調整など、家族の組み替えが一度に求められます。保育士が保護者の不安や疲れに気付くとき、「この家族は今、どの移行期にあるのか」という視点をもつと、個人の問題としてだけでなく、家族全体の変化として理解しやすくなります。保育所保育指針第4章が、保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者の自己決定を尊重することを示しているのも、家族それぞれの事情や歩みを尊重するという点でこの見方と重なります。

紛らわしい点 ジェノグラムの記号の男女の区別は取り違えやすいので注意が必要です。また、家族ライフサイクルは「典型的な家族像を押しつける」ための枠組みではなく、家族が直面しやすい課題を見通すための道具として使われる、という位置づけを押さえておきます。

この問題の根拠
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出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:家族心理学の定説(家族ライフサイクル論、ジェノグラムの表記法、エコマップ)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

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