保育士

保育士 保育の心理学 問31|ストレンジ・シチュエーション法のアタッチメントの型

問題

保育士 | 保育の心理学 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次のA〜Dは、ストレンジ・シチュエーション法で観察される子どもの行動の特徴である。それぞれに当てはまるアタッチメントの型の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 A 養育者と離れても泣いたり混乱したりすることがほとんどなく、養育者と再会したときにも、目をそらしたり離れていったりして、養育者を避けるような行動を見せる。 B 養育者と離れると泣くなどの混乱を示すが、再会すると養育者に自分から近づいて抱っこなどを求め、まもなく落ち着いて再び遊び始める。 C 養育者と離れると強い不安を示し、再会すると養育者にくっつこうとする一方で、たたくなどの怒りも示し、なかなか落ち着かない。 D 顔をそむけながら養育者に近づく、急に動きを止めて固まるなど、行動にまとまりがなく、何をしようとしているのかが読み取りにくい。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は2です。ストレンジ・シチュエーション法は、子どもを見知らぬ部屋で養育者と離したり再会させたりして、その反応からアタッチメント(愛着)の質を調べる方法です。離れても平気そうで、再会しても避けるのは回避型(A)。離れると泣くが、再会すると近づいてすぐ落ち着くのは安定型(B)。くっつきながら怒るなど相反する行動を見せるのはアンビバレント型(C)。行動にまとまりがないのは無秩序・無方向型(D)です。再会の場面の様子が見分けの手がかりです。

A 回避型(Aタイプ) 分離のときにあまり混乱を示さず、再会しても養育者を避けたり無視したりする行動が目立ちます。養育者を安全基地として利用する行動が少ないのが特徴です。

B 安定型(Bタイプ) 分離のときには不安を示すことが多いものの、再会すると積極的に接触を求め、安心するとすぐに落ち着いて探索(遊び)に戻ります。養育者を安全基地として使えている型とされます。

C アンビバレント型(Cタイプ・抵抗型) 分離のときに強い不安や混乱を示し、再会すると接触を強く求めながら、同時に怒りや抵抗も示します。落ち着くまでに時間がかかるのが特徴です。

D 無秩序・無方向型(Dタイプ) 近づきながら顔をそむける、急に固まるなど、本来は両立しない行動が同時に、あるいは続けて現れ、行動の方向がまとまりません。

選択肢1はAとBが、CとDが入れ替わっています。3はCとDが入れ替わっています。4はAとCが入れ替わっています。5はすべての対応が誤っています。

方法の概要 ストレンジ・シチュエーション法はエインズワースが考案した観察法で、おおむね1歳前後の子どもを対象に、実験室という見知らぬ場面で、養育者との分離と再会、見知らぬ大人(ストレンジャー)の入室などを短い場面の連続として設定し、子どもの反応を観察します。とくに重視されるのは「再会の場面」での行動で、分離のときに泣くかどうかだけでは型を判断しません。この点が、Aの回避型とBの安定型を区別する鍵になります(回避型も安定型も、分離時の泣きの強さだけでは見分けにくい場合があります)。

型の分類の歴史 エインズワースは当初、A・B・Cの3つの型を示しました。のちにメインらが、どの型にも当てはまらない、行動がまとまらない一群を見いだし、D(無秩序・無方向型)として加えました。

型と養育の関係についての説明 一般に、安定型の子どもの養育者は子どもの信号に敏感で応答的な傾向があり、回避型では子どもの接近を拒む傾向、アンビバレント型では応答に一貫性がない傾向があると説明されます。無秩序・無方向型は、養育者自身がおびえていたり子どもをおびえさせたりする関わりと関連することが指摘されています。ただし、型は子どもの気質や家庭の状況など多くの要因の影響も受けるため、一つの観察結果だけで養育者を評価したり、型を固定したものとみたりするのは適切ではありません。

保育とのつながり アタッチメントの対象は母親に限られず、保育士も子どもにとっての安全基地になりえます。保育所保育指針は、乳児保育の基本的事項で、乳児期の発達の特徴を踏まえ、特定の大人との応答的な関わりを通じて情緒的な絆が形成されることを示しています。入園当初に子どもが泣いて保育士にしがみつき、少しずつ保育士を拠点に遊び出すようになる過程は、保育士との間にアタッチメントが育っていく姿としてとらえることができます。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育の心理学」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:発達心理学の定説(エインズワースのストレンジ・シチュエーション法とA回避型・B安定型・Cアンビバレント型〔抵抗型〕、メインらによるD無秩序・無方向型)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

執筆・運営:合格ナビ運営事務局(運営者情報)・編集方針。

この問題の関連トピック

  • ストレンジ・シチュエーション法のアタッチメントの型

関連する問題

ページの先頭へ